2008年07月01日

世界で大人気の中国

ぽーさんの

「基本的に」国際法の枠組みの中にいるべきだとは思います。

という意見に異論はない。そして「基本的に」ということは、「全てではない」ということでもある。

科学ではなく政治が支配する国際捕鯨委員会を読んで、我輩がまず感じたのは「正に国際社会の縮図だ」ということだ。

国際社会が、低信頼社会だということに誰も異議がないようなので、これを前提に話をする。

漢人社会で貸した金が返ってこない場合、白い目で見られるのは貸した側だ。よく読んでほしい、白い目で見られるのは借りた側でなく貸した側だ。この理由は「他人なんて信用できないのが当然なんだから、他人を信用して金を貸したお前がバカだ」ということだ。

これをもじっていえば、他国を信用して国際捕鯨委員会で科学調査の結果が決議に反映されるなどと期待するのはバカげている。

同様に、国際法=モラルを守ってれば竹島や北方領土が還ってくる(ぽーさんの言葉でいえば、実際に使えるようになる)と期待するのはバカげている。

それでも国際法を守っていれば、全体として我が国の国益になるというのがぽーさんの主張のようだが、国際法を守っているだけでは何の利益にもならない。そして国際法など守らなくても、国力さえあればやり放題であり、実質的に他国から圧力もかけられないというのが国際社会の仕組みだ。

中国はジェノサイド条約を批准しており、その2条におけるa〜e項目全てに違反しています。

チベット人を虐殺したり、毒入りのギョーザを輸出したり、毒入りのおもちゃを輸出したり、他国の領海を侵犯したりとやり放題の中国だが、それでも中国はサウジアラビアをはじめ中東で大人気だし、ロシアとも結びつきをどんどん強め、パキスタンとは蜜月状態で、世界中から観光客を集めているのが現実だ。

poreporeさんが紹介してくれた数字をよく見てみよう。

・中国に対する見方 ――p35

アメリカ    好ましくない 42%   好ましい 39%
イギリス    好ましくない 36%   好ましい 47%
フランス    好ましくない 72%   好ましい 28%  
ロシア     好ましくない 30%   好ましい 60%
トルコ     好ましくない 50%   好ましい 24%
エジプト    好ましくない 29%   好ましい 59%
ヨルダン    好ましくない 52%   好ましい 44%
パキスタン   好ましくない 08%   好ましい 76%
インドネシア  好ましくない 34%   好ましい 58%
オーストラリア 好ましくない 40%   好ましい 52%
韓国      好ましくない 49%   好ましい 48%
インド     好ましくない 45%   好ましい 46%
日本      好ましくない 84%   好ましい 14%
ブラジル    好ましくない 40%   好ましい 47%
南アフリカ   好ましくない 51%   好ましい 37%

中国が好ましくないと感じているのは、日本がトップで84%、次がフランスで72%、三位がヨルダンで52%となっている。我々は中国がひどい国であり、それが世界の常識だと思っているが、実はそれが非常識だったと途方に暮れてほしい。

つまり国際社会では、国際法=モラルが機能していないということであり、頼るに値しないということでもある。

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posted by 楼主 at 11:19 | Comment(20) | TrackBack(0) | 嗚呼日本

2008年07月02日

韓国では八方美人が褒め言葉

これまでに述べてきたように、国際社会という低信頼社会では国際法=モラルが働かないというのが我輩の意見だ。したがってぽーさんの意見に賛成できない。しかし、あくまでも国際法=モラルに則った解決を目指すぽーさんの主張に、すがすがしいものを感じる。国際法=モラルに対する意見は合わないが、話し合うに足る人物だ。これからもぜひ我輩の間違いをどんどん指摘していただきたい。

「きれいごと」で相手のホンネは読めないから引用する。

 イタリアの思想家マキャベリは、『君主論』の中で、次のように述べている。

信義を守って、奸策を弄ろうせず、公明正大に生きることは称賛に値しよう。だが、現実の世界を見ると、信義など露ほども意に介さずに、奸策を用いて相手の頭脳を混乱させる人のほうが、大きな成功を成し遂げている。結局は、ずる賢く立ち回っている人のほうが、信義に基づく人を圧倒できるのだ。

 まさに筆者がいわんとしていることを見事にまとめている。人を心服させたいと思うのなら、信義やら、正義やらを振りかざしていてはダメなのだ。

 日本人は、「うまく立ち回ること」を軽視し、むしろ侮蔑することさえあるのだが、仕事で成功しているビジネスパーソンは、だいたい同じようなテクニックを無意識的に使っているものである。

Kさん、我々日本人が漢人に見習うべきことが何なのかをここから読み取ろう。そして「八方美人」を褒め言葉として使う韓国人に見習うことも必要かもしれない。

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posted by 楼主 at 12:12 | Comment(9) | TrackBack(0) | 嗚呼日本

2008年07月04日

自衛隊員はロボットではない

大学院で学生をしている時でさえ、我輩はある体育会系の組織でチームリーダーとして練習に励んでいた、というよりも、試合に出たいがためにわざわざ大学院まで行ったという方が正確だ。スポーツでの推薦制度がない大学で、我々がどんなにがんばってもプロになれるわけではない。それでは我々は何を求めていたのだろうか。それは栄誉だ。誇りに思う母校の代表チームの一員として、母校のために栄誉を勝ち取ることだった。大学も代表チームを支援してくれたし、学生も代表チームを応援してくれた。我々は、母校代表としてのユニフォームを着ることを誇りに感じていた。もちろん当時のユニフォームは今でも大切に保管してある。

仮に大学に代表チームとして認めてもらえず、学生にも「おまえら勉強もせず何バカなことやってんだ」と白い目で見られていたとしたら、我々は代表チームの一員として誇りを感ずることはできず、ましてや母校のために栄誉を勝ち取ろうなどとは思わなかったであろう。

さてporeporeさんは、件の著書の作者の一人が書いたと思われる「憲法はそのままで、でもいざとなったらその憲法を無視して自衛隊に戦わせる」という意見に賛成のようだが、なんだか自衛隊員がロボットであるかのような違和感のある主張だ。自衛隊員は感情をもち、判断力も備えた人間だ。ごく少数に任務を執行させるのならそれは可能だが、集団として事に当たらせるには無理がある。

また、普段から非難されているのだから、いざとなった時に非難されても任務執行に問題ない、というのも不思議な話だ。いざという時に頼りになるのは、普段からの訓練だ。ところが、普段から非難されている状態でやる気が出るわけがない。

いざという時にしっかり動いてもらうために、普段から非難されるという不健全な状況を改善しようというのが我輩から見ると自然だ。アメリカで軍人が優遇されるという話があったが、それは中国でも同じだ。いざという時には、この世で最も大切なものである自らの命を賭してまで他人を守ろうという覚悟をもって日々を暮らしている人たちに対して、何の優遇もない方がよほどおかしい。

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posted by 楼主 at 14:13 | Comment(4) | TrackBack(0) | 嗚呼日本

2008年07月05日

出稼ぎ農民はマクドナルドから出て行け

poreporeさんやtomboさんに、本を買って読んでみることを勧められたのだが、数年前にアマゾンから2冊だったか3冊だったかを買っただけで上海の税関に留められ、うだうだと面倒なことになったのでそれ以来もう買っていない。我輩は頭が悪く、元々あまり本を読まないので困ることはないが。

ボクはジパングとか、かわぐちかいじさんのマンガが好きで結構読んでるんですがオモシロいですよ。ジパングはイージス艦が太平洋戦争中にタイムスリップして戦争に巻き込まれるって話なんですけどやっぱり自衛隊員たちは戦場における専守防衛の難しさを実感し、実際に米軍との戦闘で戦死しちゃう人もいるんですね。そのとき自衛隊員たちは自分はやっぱりなんのための戦死か、やっぱり意味をもとめています。

なるほど、それが人間として自然な感覚だと思う。自らの命を犠牲にして他人を守ろうとするのは、並大抵のことではできない。

「自衛隊を普段は軍隊として認めないが、いざとなったら命を賭して国を守らせる」というのは「自分の子供を私生児とみなして戸籍には載せないが、いざとなったらまっさきに犠牲にさせる」というのと同じようなものだ。これを評価するのにふさわしい形容詞が見つからないほどだが、それでも我が国では言論の自由が保障されているという実例なのだろう。

さて、気温が38度を超えた上海から、久々に中国の掲示板からスレッドを紹介しよう。今回の元スレはここだ。

「恥知らずの出稼ぎ農民がホワイトカラーである俺の隣に座ろうとしやがった!

今日マクドナルドで食事をしようとしたら、なんか勘違いしてる出稼ぎ農民がホワイトカラーである俺の隣に座ろうとしやがった!

 今日は、天気も良く、やることもなかったから、市の中心地に行ってぶらぶらしてたんだ。

 一人でゆったりとインターナショナルストリートを歩きながら、道の両側に並ぶブランド店、たとえばCK, Gucci, LV, Diorとかをウィンドーショッピングをして、淘宝(楼主注:中国最大のオンラインオークションサイト)で買ったCKのジーンズ、G-starのTシャツ、LVのバッグ、それから先週城隍廟で買ったヴァシュロン・コンスタンタンと上から下までのブランドを見るにつけ、気分の高まりを抑えきれず、周りを見回すとアディダスとかナイキとかYishionとかBalenoみたいなのを着てる奴らばかりで、さらに優越感に満たされ、俺みたいに品位があって、しかも優雅なホワイトカラーが、寧波みたいな地方都市に住んでいるなんてまったく残念でならない、フランスのパリとか、イタリアのミラノとか、ドイツのハンブルグとかに行って、世界のトレンドを引っ張っていくべきなんだよ…

 一人で午後ずっと歩きまわり、いつの間にか暗くなってくると、腹もグーグー鳴り始めた、そっかもう晩飯だ。

 急いで広場の中心にあるマクドナルドへと足を進めた、マクドナルドはアメリカで一番有名なレストランの一つで、世界中に店を構えているんだ、俺ほどにもなると外で食事ともなればもうマクドナルドに決まってて、俺みたいに品があって優雅な男にはマクドナルドのような高貴なレストランしかバランスが取れないんだよね、、心地いいI’m loving itという声を聞きながら、パリパリとしたフライドポテトを食べながら、故事会(楼主注:雑誌の名前)を読む、もうマクドナルドしか考えられないよね。

 マクドナルドに入り、慣れた手つきでLVの財布から2008年後半用のマクドナルドの優待カードを出して、ビッグマックのセットを頼んだんだ。ちょうどそのとき、角の四人用の席が空いてたから、トレイをテーブルの上に置いた。それからトイレに行って手を洗ったんだけど、マクドナルドでは洗浄液とか、ジェットタオルとか完備されてて、さすが世界に名だたるマクドナルドって感じだよね。

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posted by 楼主 at 22:02 | Comment(6) | TrackBack(0) | 技あり

2008年07月06日

詐欺師が送ってきたファックス

元スレはここだ。

「新しい詐欺のやり方

ペテン師のやり方は本当にすごくて、詐欺のやり口があとからあとから出てきてるんだよね、今日は会社にファックスが届いたんだけど、もう見え見えなんだよね、詐欺だってすぐに分かるんだけど、騙される人がいないことを祈ります。

驚愕のファックスを見る
posted by 楼主 at 10:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | 詐欺

2008年07月07日

日本が沈没したら日本の難民を受け入れますか?

元スレはここだ。

「もし日本が沈没したら、2000万の日本の難民を受け入れますか?

これは2006年7月15日に上映された日本の災難を描いた映画で、日本が沈没して、沈没を目の前にした日本が国際社会と周辺の大陸国家に救助信号を発して、2000万にも上る難民を受け入れてくれるように求めたという単純なストーリーです。日本人が撮影した時の結論は、日本の首相は不可能だと考えていましたが、でも中国政府が受け入れに応じたということでした。

 こういう意見がありました。2006年に撮影が始まったということは、ちょうど反日の機運が高まっていたころで、それにもかかわらずよくこういう結論が出せるものだと感心します。もちろんこの映画がもたらす効果については、中国にプラスだということは間違いありません。ただ日本人がヨーロッパとアメリカ人に対する見方はとても客観的ですけど、漢人に対する態度には微妙なものがあると思っています。

 唐のころから、日本人はずっと中国を見習っていて、和服でもいいですし、日本語でもいいですし、中国の文化の影響をもろに受けています。ただ明治維新以後から、日本は国力をつけて、中国に対する感情が尊敬と畏怖の混ざったものから一気に見下したり威張ったりするものに豹変しました。これをたとえてみると子供が大きくなって、大人の手から自分のほしいものを奪いたくなるのと同じだと思います。八年抗争といいますが、私たちは最後に勝利を得たのは間違いありませんが、この八年間に、日本人がどれほどのものを奪っていったのでしょうか?

 『歴史を忘れてはいけない、しかし恨みは忘れなさい!』という言葉はもう亡くなった南京大虐殺の生存者だった李秀英が若者に残したものです。そして今年に入ってネット上でよく見かける言葉でもあります。今回の四川大地震で、日本の救助隊が亡くなった親子に対して敬礼し黙祷を捧げた時、この人たちは我々が深く憎み続けた日本人だと、誰が言えるのでしょうか。彼らは私たちの軍人と同じく、尊敬できる人たちだったのです。

 友人の実家のあたりは日本人に占領されたことがある地域で、しかもすぐ近くに中国の物資を日本に運送するための飛行場が作られたそうです。村の老人が覚えていることは日本人にいつも飴をもらっていたということです。日本人がいなくなった後、飛行場は取り壊されて、今では住宅地となっています。飛行場の跡かたもないのですが、いまでもその一帯は飛行場と呼ばれているそうです。資源が奪われ、家族が殺されてた歴史をしっかり今に伝えていますが、ここには憎しみがなく、この人たちの態度を、以前は理解できませんでしたが、今では感服しています。

 日本が沈没したという話題から四川の被害者をどのように避難させるかということに思いが至りました。少し前には四川の被害者を受け入れるかどうかに関して素晴らしい議論がネット上で交わされました。受け入れるべきでしょうか、受け入れるべきではないのでしょうか?中国の伝統的な戸籍制度が、大きな制約となりました。被害者が別の都市にやって来て、新しい戸籍をもらうことができました。でもそれなら同じ都市で何年もがんばってきた人たちには戸籍を与えず、被害者にはすぐ戸籍を与えるという不公平があります。同じように、もし日本人を受け入れたら、この日本人はこれからは中国人なのでしょうかそれとも日本人なのでしょうか?中国では先祖代々つながってきたという伝統が千年以上も続いているのです。

 私は平凡な漢人として、もし日本が沈没したら、私の家に受け入れても構いません。自然の力の前では、人類は弱者なのですから、団結すべきだと思います。それ以外のことは、政府と政府との談判と交渉に任せます。私は平凡な一般人で、本能に従って生き、平凡なことをするだけです。」
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posted by 楼主 at 11:57 | Comment(13) | TrackBack(0) | 嗚呼日本

2008年07月08日

人類全体がマイナス思考?

昔の話になるが、我輩は台湾で雑誌の編集に携わっていた。読者から電話をもらうことがしばしばあったが、たいていが批判される内容のもので、褒めてくれるものなどほとんどなかった。割合は99対1といった感じだった。これだけをみると、この雑誌はもう売れるはずもないように思えるが、実は圧倒的なシェアを誇っていた。

我輩の経験から言うと、人間はプラスのことに対して行動することが少ないが、マイナスのことに関しては行動を起こしやすい。

社員の給料を1000元上げてもあまり感謝されず、しかし100元でも下げようものならものすごい反発が返ってくる。逆の立場から言えば、仕事をうまくやっても上司からはありきたりのほめ言葉しかもらえないが、失敗すればものすごい批判が待っているだろう。

ある会社が立派なことをして、それがAテレビ局で放送された場合、Bテレビ局では放送しないことが多い。しかし、ある会社が不祥事を起こして、それがAテレビ局で放送されると、Bテレビ局どころか全てのテレビ局が寄ってたかって報道する。

政府が良いことをしても何の反応もないが、少しでも気に喰わないことをされると怒り狂う。韓国の牛肉問題をめぐる騒動をみてほしい。あれは極端な例だが、我々も五十歩百歩だ。

西さんが書いてくれた

他の日本人旅行者からは、ここでは「中国=侮蔑」だよと教えられました。
特に旧ソ連、東欧がひどかった。
バスに乗っているだけで、「中国人」と押される。

という内容を分析すると、上に書いたような現象と同じだと気付くだろう。つまり、中国人に好意をもっている人はそれをなかなか行為に表さないが、嫌悪感をもっている人はそれを行動に移しやすいということだ。

もちろん表面化したものだけが全てではないことは、上で例を挙げたとおりだ。

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posted by 楼主 at 13:28 | Comment(4) | TrackBack(0) | 嗚呼日本

2008年07月09日

中国人を異常に嫌う日本人

不思議なことに、我々はプラスの事柄に対してはいいことがあったという記憶しか残らず、その時の感動を心の中に取り戻すことは難しい。しかし、マイナスの事柄に関しては嫌なことがあったという記憶のほかに、その時のいやな気持さえ蘇らせることができる。

我輩はアポロ13という映画を何度かみてそのつど感動したが、あの感動をいま心に蘇らせることができない。一方、数十年前にある試合で我輩が大きな失敗をした時のことは、当時の嫌な感覚とともに思い出すことができる。

トラウマという言葉で心の傷を表すが、それに対する心に残る感動を表す言葉がない、あるいはあったとして、トラウマという言葉ほど知られていないことが、上に書いたようなことは、我輩一人のものではないことを示している。

そして自分の感動を他人に伝えるのは至難の業だが、自分が経験した嫌なことを他人に伝えるのは容易だということも思い出そう。

仮にこれが人類全体の傾向だとすると、西さんの

「好き」、「嫌い」の選択って、ものすごく嫌いじゃなければ、「好き」を選ぶと思う。

という意見には残念ながら賛成できない。二者択一の場合、人間は「嫌い」を選ぶ傾向があるはずだ。

Aというエジプト人が北京を旅行したとしよう。万里の長城や紫禁城の雄大さに感動したが、ガイドに連れていかれた土産物屋で高い買い物をさせられた。さて、Aが帰国してから知り合いのBに北京旅行の話をした場合、Aが話の達人でない限り、万里の長城や紫禁城の雄大さをBに伝えることができないが、高い買い物をさせられたという事実と嫌な気分をBに伝えることが可能だ。そしてBがCにAの北京旅行の話をする段階になれば、もう高いものを買わされたということしか残っていないだろう。なにしろBはAの万里の長城に対する感動を共有することができないのだから。

つまり北京に行ったこともないBやCやその先のDEFGH...などは北京あるいは中国に対してマイナスの印象をもつことになる。そして「好き」、「嫌い」の二者択一となれば、「嫌い」を選ぶ確率が高くなるだろう。

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posted by 楼主 at 12:36 | Comment(14) | TrackBack(0) | 嗚呼日本

2008年07月10日

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

香港を見るとよくわかるが、イギリスは統治がうまい。原因はいろいろあるのだろうが、我輩が感じるのはイギリス人は香港人を自分たちとは全く別の人間だと割り切っていたということだ。だから香港人に過度に感情移入することなく、距離を保って香港人と接することができたのだろう。

翻って満州や韓国や台湾を統治していた頃の我が国を思い出してほしい。名前を日本風に変えさせ、全員に日本語を強制した。これは良くも悪くも日本人との一体化を求めたということだ。

西さんが書いてくれた

そういう優しさの余裕が一般の日本人にはありますが、中国人はどうでしょう??

というのも同じ線上にある。俺たちにできるんだからお前らにもできるはずだ、という期待がベースにあるからこそ、それを裏切られたときに反感を覚えるということだ。期待していなければ、裏切られたと感じることもなければがっかりすることもない。

楼主、私は中国語を理解し、硬座で、中国を旅したりしました。仕事も中国関係です。また、中国映画、ドラマ、歌など大好きで積極的に聞いています。
そういう私でさえ嫌いになってしまうのは、私の責任でしょうか?

西さんならご存知だと思うが、中国では「アメリカに留学した人はアメリカが好きになるが、日本に留学した人は日本が嫌いになる」とよくいわれる。

One World One Dreamという北京オリンピックのスローガンに我輩は吐き気を覚えるのだが、お互いに相手が自分とはまったく違う人間なのだと割り切ることから始めてみるのはいかがだろう。

イギリス人は恐らく香港人を猿のようにしか考えていなかっただろうが、過度に感情移入したりされたりするよりは、いい結果をもたらしたはずだ。poreporeさんが紹介してくれたhttp://pewglobal.org/reports/pdf/260.pdfをみると、中国を嫌う割合が高いフランスとドイツでさえ、中国人を嫌う割合はそれほど高くないのがわかる。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、という状態から日中両方の国民が脱却できるかどうか、これからが楽しみだ。

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posted by 楼主 at 11:00 | Comment(14) | TrackBack(0) | 嗚呼日本

2008年07月11日

日中友好は幻想ではない

燃灯古佛さんが書いてくれた

もし今共産党がダメになったら、中国はバラバラになるでしょうね?こんなでかい国を治まる力が持ってる政党は他にないじゃないですか?それなら動乱が続く、普通の生活さえできません。そんなことを望むヤツは極少ないと思います。
そんな国でも、私は棄てることができません。文句を言うのは止めないですけど、私達の立場でても考えてください、ある程度で私達を理解して欲しいです。よろしくお願いします。

という内容をどう受け取るか、みなさんに自問していただきたい。

我輩はにゃさんの次の言葉に賛成しつつ、さらにそれを拡張する。

それと、私は日本国内で育った日本人ですので中国国内の伺え知れない、中国人でしかわからない事情もあると思いますが、政治、社会に関して中国、中国人の問題であって、日本が遠慮する筋合いもありません。

ぶっちゃけ、どーなろうと知ったこっちゃありません。
自分の尻を自分で拭けぬ者は惨めなだけです。

自らの力でなんとかしてください。

我々は日本をより良くすることに力を注ぐべきであって、それが我々個人の幸せにつながるのだ。

http://pewglobal.org/reports/pdf/260.pdfの13ページ目からのいくつかのグラフを見てほしい。我々の満足度あるいは期待値が、中国よりもずっと劣っていることが如実に表れている。

江沢民によって始められた反日教育は中国国内の不満から目を背けさせるためのものだったという分析がある。それでは我が国はどうなのだろう、と考えていただたい。

我々は、中国の政治体制を批判したり、チベットや台湾に余計な情熱をつぎ込むよりも、しっかり勉強し、しっかり働くべきだ。怠け者の我輩がこんなことを書いても説得力がないのが残念だが。

さて、森本さんが

中国がキライなのは「近親憎悪」でしょう。

と書いてくれたが、正にその通りで、我々は中国あるいは中国人という対象を自分に近づけすぎて感情的になり、対象がよく見えなくなっている状態だ。

さらにこの状態を鋭く分析してくれたのが、一知半解男さんだ。ちなみに我輩はこういう自虐的な名前が大好きだ。仕事をさぼって本ブログを読む暇がある人には、ぜひ「私の責任=責任解除」論Bどうして日本は中国問題で失敗を繰り返すのかを読んでいただきたい。結論の言葉を引用したい気持ちもあるが、そうすると結論だけを読んで全体を読まない人が出てくるので、我慢することにする。

一知半解男さん、このブログの色を変えるのはちょっとめんどうなので、中国の掲示板@FC2をみていただければありがたい。少しは見やすい色になっているとおもう。
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posted by 楼主 at 11:55 | Comment(8) | TrackBack(0) | 嗚呼日本

2008年07月12日

お人好しが多すぎる日本

燃灯古佛さん

反日教育を抑えないかぎり、国民の民度(素質)が上がらないかぎり、日中友好は少人数のあいだにしかできないではないでしょうか。

民度よりも、森本さんが書いてくれたことに大きなヒントが隠されている。

肌の色の違う他人が食堂でツバを吐いても、列に割り込んでも、それが他人の流儀だと思えれば許せる。でも母親の中国が、つり銭を投げてよこしたり、声が大きかったりすると我慢ならない。
そうゆうのって「近親憎悪」って言うんですよね。

そしてTUKさんが書いてくれた内容をみてほしい。

僕は身長が183cmあるんですが、深センで乗った
タクシーの運転手から「日本人のくせに背が高いな。あんたの爺さんは山東人だろ。そうに違いない」と決め付けられて不愉快な思いをしたことがあります。
そのタクシーの運転手は湖南人で160cm前後で非常に小柄、日本人に対して背が低いなんて言えるような資格は全くありません。
僕が「先祖に中国人はいない。根っからの日本人だ」というと、首を振って、「絶対に中国人の血が入っている。そんな背が高い日本人なんておかしい」と言うのです。気分が悪くなり閉口しました。
一般の中国人が日本人は背が低い劣った体格の持ち主だと勘違いしているのは、情報が乏しく偏っているので、仕方が無いことだと思っていましたが、どうやら、実はそうではなく、日本人は自分たち中国人よりも何かにつけて劣った存在であって欲しいという、希望と妄想がそういうことを言わせているのだと感じました。

日中両国民にまず必要なことは、お互いが全く違う人間だと認め合うことだ。

タバコを止めようと努力してる日本人が、中国人にタバコをしつこく勧められて、礼儀知らずだと怒り始めたのを見たことがある。タバコを勧めるのは中国人にしてみれば礼儀作法の一つなのだが、日本にはそんな礼儀作法は存在しない。

上海で知り合った日本人に「今度家に遊びにきて」と中国語で言われ、実際に遊びに行ったら迷惑がられたと怒っていた中国人がいる。日本人にしてみればこれは単なる社交儀礼なのだが、中国にはそんな社交儀礼は存在しない。

もう何度も書いたことだが、我輩は北京オリンピックのOne World One Dreamというスローガンに吐き気を覚えるのだが、中国側でいえば「日本人は中国人の子孫だ」などという考え方を止めるところから始めるのがよさそうだ。

さて、poreporeさんに貴重なソースを提供していただいた。ありがとう。

http://news.bbc.co.uk/2/shared/bsp/hi/pdfs/02_04_08_globalview.pdfの調査は2007年の終わりから2008年の頭にかけて行われたものだ。肯定的な人の割合と、否定的な人の割合の両方から見て、我々日本人は世界でもっとも中国を嫌っている。もっと違った結果が出ているのだと思っていたのでhttp://pewglobal.org/reports/pdf/260.pdfの結果だけを鵜呑みにするなというamachaさんの主旨がわからなくなった。

我々日本人が世界で異常なほど中国と中国人を嫌っているという調査結果をみて、信じられないという人が何人もいたが、なぜそれを認めたくないのだろうか。韓国人は自分が反日ではないと口では言いつつ、我輩から見ると明らかに反日的思想に染まっていることが多いが、それと同じような違和感がある。

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posted by 楼主 at 11:27 | Comment(9) | TrackBack(0) | 嗚呼日本

2008年07月14日

中国各地の包子

ジョーさんの

>「日本人は中国人の子孫だ」などという考え方を

これって徐福の伝説を根拠にいってるのかな?
私も中国人に日本の天皇は徐福の子孫だとか言われたことがある。

この説、中国ではどれくらい信じられてるんです?

に対して、過路人さんが

私見だが5%以下、それ以外は信じているというより希望している。

書いてくれたのに大笑いした。徐福が日本に到着したということは、もうほぼ定説といってもいいほどた。

百度から徐福 日本で検索した結果の一番上に出てきたのは30%の日本人は中国の血統をもつ 徐福と日本の歴史関係だった。

長くて訳すのは面倒なので、サブタイトルだけを羅列する。

一、徐福の来歴
二、中国人である徐福が日本人の初めの皇帝だ!
三、徐福は日本の神道の本当の始祖
四、日本の元首相である羽田孜が中国始皇帝の子孫だと公に認めた

四つ目の初めの段落を訳してみよう。

1994年4月に当選した日本の首相羽田孜は就任前に、自分が中国初の皇帝である秦の始皇帝の末裔だと公に認めた。これは日本人を含む多くの人を大いに驚かせた。自分の先祖は秦という姓であったが、在200年前に『羽田』に変え、秦と羽田の発音が同じだという。羽田は3000人の童男童女を引連れて中国から日本にやってきた徐福の付き人の子孫だという。つまり、この首相は自分に中国の血統があることを認めたということだ。

ふむふむ、ということは、その徐福の付き人は始皇帝の子供だったということになる。始皇帝はどうして自分の子供をリーダーにせず、徐福の付き人にしたのだろうか。このあたりの事情を知ってる人がいたら教えてほしい。

さて、久々に中国の掲示板から紹介しよう。元スレはここだ。

「中国各地の包子

上海代表:南翔小籠包

中国各地の包子


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posted by 楼主 at 18:46 | Comment(4) | TrackBack(0) | 美食

2008年07月15日

英語に劣等感をもつ日本人

MyNewsJapanにあった日本はデモまで許認可の対象! 当局の許可を得て警官が同行する“管理デモ”の違和感というタイトルを見て大きな違和感をもった。しかもこんなコメントまで付いていた。

わが国は、自由を基本とした民主主義国だよね!ビラ、デモなど、警察、自衛隊に監視され、まるで戦前の憲兵、警察国家を想起させる昨今ですね!

警察は腰抜け集団だ。許可が必要だのと愚痴る必要自体ない。文句を言ってきたら、サインしてやるから書類を持ってこい、と指示してやればよいだけの話です。

まともな国ならデモに認可が必要なのは当然だ。勝手にデモ行進をして他人に迷惑をかけるのも自由だというのだろうか。この記事を書いた人や上のコメントを書いた人は、狂ってるとしか言いようがない。

さて、このデモで叫んでいた言葉が紹介されていた。

 日本政府は中国に媚びるな
 中国に媚びる政治家は支持しない
 弱腰外交はやめろ
 拉致被害者を救出しろ

 中国の人権問題から目をそらすな
 首相の五輪出席はやめろ
 人権なくして五輪なし
 長野聖火リレーを忘れないぞ
 我々は助けたい
 チベットを助けろ
 フリーチベット
 ウイグルを助けろ
 フリーウイグル
 内モンゴルを助けろ
 フリー・インナー・モンゴル

 我々は怒っている

 中国に媚びるマスコミはいらない
 長野聖火リレーを忘れないぞ
 日中記者交換協定を撤廃しろ
 マスコミは目をさませ
 我々は見ているぞ
 正しい報道をしろ

 我々は待っている
 日本人よ目を覚まそう
 我々は信じる
 日本を信じる

これをみてまず思い出したのがCNNはチベット人の悪さだけを報道しろ!だった。漢人をバカにしていたら、なんと我々も同じレベルの人間だったと気付かされてしまった。いやはや、恥ずかしい限りだ。

こんなくだらない言葉を叫んでる自分たちが目を覚ますべきだ。遠い外国の弱者の人権を喚く輩その他で散々書いてきたことだが、チベットとかモンゴルとか遠い所のことを言う前に、自分の身の回りにいる、手助けが必要な人たちに手を差し伸べるべきだ。

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posted by 楼主 at 12:18 | Comment(12) | TrackBack(0) | 嗚呼日本

2008年07月16日

酔っ払いのおっさんは酒が目的ではない

森本さん、西さん、燃灯古佛さんが中国各地の包子にそれぞれの思い出を書いてくれた。ちなみに我輩の中でのナンバーワンは、ありきたりだが台北の信義路にある鼎泰豊本店の小籠包だ。我輩はこの店の近くに住んでいたことがあり、よく行ったものだ。実は上海にも鼎泰豊があるのだが、残念ながら本店のものとは全く違うものになり下がっている。

さて、英語に劣等感をもつ日本人に燃灯古佛さんが

日本人は外来語を使うのは全て『崇洋媚外』ではないと、今は気付いてしまいました。

と書いてくれたが、外来語に文句を言っているのではない。poreporeさんが書いてくれたように

「フリー・○○」にしても、和製英語として機能していたり、カタカナ英語の利便性も考慮すると、そんなに否定的に捉える必要は無いと思います。

ということだ。poreporeさんは否定的に捉えていないが、我輩は否定的に捉えているという違いはあるにせよ、ポイントはここにある。

燃灯古佛さんが知っているかどうか知らないが、我々は漢文を読み下す時に、韓国人とは違って日本語の文法に変換したという習慣をもっている。例を挙げると「春眠不覚曉」を「シュンミンフカクギョウ」とは読まず、「春眠曉ヲ覚エ不(シュンミンアカツキヲオボエズ)」と語順を変え助詞を加えたりするなどして読んだわけだ。「フリー○○」なら「○○をフリーにしろ」とでもしろということだ。我輩は恥ずかしいのでやらないが。

新常用漢字の基準は中国語かに中国語に媚びている様子が書かれているが、中国語に媚びたり英語に媚びたりせず、「日本を信じる」というデモ参加者は、我々の母語である日本語に自信をもつがよかろう。

たぬきさん

つまり、参加者は「フリー・チベット」ではなく「FREE TIBET」と叫んでいたんじゃないですか? 発音の是非はともかく。

というのは信じられない。なぜなら「フリーチベット」で検索するとこの使い方がうじゃうじゃ見つかるからだ。しかも「江頭2:50がフリーチベットしてるんだけど」というのまであった。

そして

こういう場で国際的アピールを考えて英語のスローガンを混ぜるのは別におかしなことじゃない。その点では批判したり嘲笑したりするようなこっちゃないでしょう。

を読んで、次のような場面を思い出し大笑いした。

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posted by 楼主 at 12:23 | Comment(19) | TrackBack(0) | 嗚呼日本

2008年07月17日

外来語に感謝しよう

njrさん

>○○をフリーにせよ
ということは回答や捺印や乗車なんてのも「答えをかえす」「印を捺す」「車に乗る」とするべきということでしょうかね。

外来語とは関係ないといってもなかなか理解されなかったが、njrさん一人だけがようやく理解してくれた。もう一度強調しておくが、外来語を批判しているのではない。

空間だけを考えるとnjrさんが指摘する通りだが、時間という軸を加えるとかなり違ってくる。

我々の先祖は、大和言葉では表せない概念を表すために、漢字に象徴される当時の中国語の力を借り、様々な新しい表現をすることができた。そして知識が凝縮されていた中国語の本を読むために、漢字を勉強し、中国語の音を模倣した音読みのほかに、その漢字の意味に近い大和言葉を訓読みとして一体化させ、ひらがなやカタカナを漢字を基に作り上げ、いわゆる漢文を読みやすいように読み下した。読み下したというのはもう翻訳したといってもいいかもしれない。

このアプローチは我々と似たような文法の言葉を使い、同じように漢字を勉強した韓国人とは異なっている。茶さんの

えっ。韓国の文法は日本語にかなり近いんですよね。彼らは漢字で文章を書くときはともかく、読むときどうやって読んだんでしょう・・・。まさか中国語で?

という質問に答えると、韓国の漢字は音読みのみであり、日本でいえば大和言葉に当たる固有韓国語で訓読みすることはない。

「春」を例として挙げると、日本では「シュン(音読み)」と「はる(訓読み)」の二つがあるが、韓国では「チュン(音読み)」としてしか読まず、「ポム」という日本語でいえば「はる」という意味の固有韓国語を訓読みとして使うことはしない。

したがって「春眠不覚曉」を韓国人は音読みで読んできたということだ。日本語風に言えば「シュンミンフカクギョウ」のような感じだ。

njrさんの指摘に戻ると、我々の先祖が中国語の力を借り、大和言葉では言い表せないものごとを表現した。その際に「捺印」などというフレーズも取り入れたのだろう。これはもうそうするしかなかったのだからしかたのないことだ。

ところが「フリーチベット」というのは、現代の日本語にとって表現不可能なことがらではない。つまりこんなことは全く不必要なことだ。こんなくだらないことをするくらいなら、英語の「free」の意味と発音をしっかり身につける方がよほど世のため人のため、そして自分のためになる。英語の「free」の発音は簡単なようだが、日本人の中でこの単語がしっかり発音できる人は半分にも満たない気がする。ちなみに日本語の「フ」という音は、中国人にとっても韓国人にとってもアメリカ人にとっても難しい発音だということを知らない日本人がほとんどだろう。

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posted by 楼主 at 13:05 | Comment(4) | TrackBack(0) | 嗚呼日本
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