彼は大統領になる前に、台北市市長を務め、市民の満足度も高かった。言うまでもないが、台北市は台湾の中心だ。
一方、台湾第二の都市である高雄市でも、民進党の謝長廷が市長を務め、こちらでも市民から絶大な支持を受けていた。
台湾における台北市と高雄市というのは、日本でいえば全ての政令都市に匹敵するといえよう。
つまり民進党は、立派な実績をもって大統領選に臨み、台湾人はその実績をもとに陳水扁に投票したということだ。
ところがふたを開けてみれば、陳水扁政府は汚職そのものといった風で、陳水扁自身も無期懲役の判決を受けている。
それでは我が国は?
我が同胞は選挙で民主党を選んだ。民主党には、民進党ほどの実績がないにもかかわらず。
民主党というのは、自民党の劣化版に過ぎないと我輩は思っているので、余計なことをせずに役割を全うしてほしいと願っていた。
しかし、やはりというべきか、とんでもないニュース記事が目に入ってきた。
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