2008年06月17日

馬英九:絶対的権力は絶対的腐敗をもたらす

通りすがりさん

台湾は、大陸と違い、「日本鬼子」なんて、面と向かって言いませんからね。

実は我輩はある台湾人から、初対面の時にそれを面と向かって言われたことがある。決して冗談ではなく。

魚釣島に船でやってくる漢人は、香港人をベースに台湾人をミックスし、台湾から出発するというイメージが我輩にはある。かつて我が国が中華民国と国交を断絶し、中華人民共和国と国交を樹立した際に、日本に対する抗議デモに参加したという馬英九は香港出身のようで、我が国に対して早速いろいろと挑発的なことをやらかしている。

外省人と本省人は違うなどと言っている人が多いが、外省人は台湾の中では少数派なのだから、仮に外省人が全て馬英九に投票したとしても、馬英九は当選できないという事実に目を向けるべきだ。つまり馬英九に投票した本省人が多くいるのだ。

一方でこんなこともあった。台湾でお世話になったある老教師は元軍人で、外省人だったが、国民党と民進党が最も激しくやり合っていた時期に、ふと次のような話をしてくれたことがある。

「独立したほうが台湾人のためになるなら独立したっていいじゃないか。今のように台湾人同士で争っているのが一番良くないと気づかなくてはいけない。」

たまたま知り合った別の老人は、我輩が日本人だと知るや、うれしそうにたどたどしい日本語で話し始めた。本省人だと思うなかれ。なんと彼は満洲国で日本語を習った外省人だった。

通りすがりさんは台湾の現実をしっかりとらえているので心配ないが、多くの日本人が台湾人に過度に感情移入し、外省人が云々、本省人が云々と台湾人に踊らされているのを見るのは、言葉は悪いが滑稽だ。

中国に来ると、手のひらを返したように日本の悪口を言う台湾人が多いことも知っていて損はない。

さて、今回は馬英九に関するスレッドを紹介しよう。元スレはここだ。

「馬英九:絶対的権力は絶対的腐敗をもたらすので批判を歓迎する

 台湾の馬英九大統領は14日に《私たちの希望の地図》という新書発表会の席で、次のように話した。公共政策は民意と知識に基づきますが、これらの民意と知識をいかにして政策としてまとめるかが、政府としての仕事ですので、みなさんから意見を集めたいと思っています。また絶対的権力は絶対的腐敗をもたらすので、皆さんに監視していただきたいと思います。私に投票したばかりに、批判の声を弱めてしまっては困ります。

 中央社の報道によると、発行者である【赤耳】明義の掛け声のもと、ネット上でみんなに希望を書いてもらうプロジェクトが開始し、大統領選挙の前後三週間の間に、一万八千を超える希望が寄せられ、その中には二酸化炭素を減らしたい、路面が平らになってほしい、台湾に住んでいる人はみんな台湾人と認めてほしいなどの希望があり、これらの希望が《私たちの希望の地図》としてまとめられた。14日午前に行われた発表会で、【赤耳】明義が特別製本版の本書を馬英九に贈呈した。

 馬英九はあいさつの中で次のように述べた。《私たちの希望の地図》は一人一人の市民の声を反映しているので、大きな意味をもってます。これほど多くの異なる意見を、いかにして実行可能な建議とし、さらに政策、予算、実行へと移し換えていくかが大切で、これらのプロセスで他の部門と協調していくことで効率よく実行できると信じます。

 また、当日のイベントには大統領選を競った謝長廷を招くことも可能で、というのも謝長廷は五百四十数万人を代表していて、これらの人々にも希望があるからで、どのような希望をもっているかを聞いてみたいとも話し、謝長廷の政見に取り入れるべきものがあれば、それを受け入れると話したことがある強調した。

 馬英九は、公共政策の決定は民意と知識に基づきますが、この両者がいつも一致するとは限らず、矛盾することさえありますが、これをどのようにして政策としてまとめるかが、政府のやるべき仕事ですので、皆さんからの意見を広く集めたいと思います、というのも絶対的権力は絶対的腐敗をもたらすので、皆さんに監督していただきたいとも述べた。

 批判されることは『必ずしも気持ちのいいことではない』としながらも、政治に携わる人は毎日が気持ちいいわけではなく、批判されることによってこそ反省し改善できるのであり、『みなさんご安心ください、私に投票したばかりに、批判の声を弱めてしまっては困ります、非難すべきところは非難すべきで、批判すべきところは批判すべきで、皆さんと一緒に改善したいと思います』と語った。

 馬英九は同時に、がんを減らすための処方箋はスポーツをすることだと専門家から聞きましたが、自分がスポーツをしていると、『白い目で見られる』ことがありますが、このような考えは改めるべきで、大統領がスポーツをしていたら、また遊んでるなとは思わず、大統領自らスポーツを提唱しているのだと考えてください、だから大統領は『何もできないくせに、ジョギングとか、スイミングだけはお上手だ』という意見は、フェアではありません、とも話した。

 馬英九はさらに、《私たちの希望の地図》というイベントが成熟してきた公民社会を体現しています、皆さんも一緒に、公共政策をよりよいものにしましょうと述べた。

 馬英九はまた、唐山地震(楼主注:1976年に起こった大きな地震のこと。中国内部でも実情がつかめたのは地震後かなりの日数がたってからのことだった)の時、大陸(楼主注:いわゆる中国のこと)は外国からの援助を拒否しましたが、今回の四川地震では、外国からの援助を受け入れるようになり、大陸の民衆も募金活動を始めましたが、これこそ公民社会の徴です、また大陸のいくつかの組織も災害地区に対してプロジェクトを発起しましたが、これこそ民主社会への第一歩で、道のりはまだまだ長いですが、もう歩み始めているのですとも語った。」





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posted by 楼主 at 10:31 | Comment(14) | TrackBack(0) | 台湾
この記事へのコメント
親日反日の二元論で外国を語る奴のほうが惨いかと。

日本の国益と衝突するとその相手国は反日と認識するような感じです。

暗に「日本の国益に手を出すな」と、もっと惨く言えば「日本に媚びろ」と傲慢な心情が見え隠れしてます。

Posted by にゃ at 2008年06月17日 22:10
>仮に外省人が全て馬英九に投票したとしても、馬英九は当選できないという事実に目を向けるべきだ。つまり馬英九に投票した本省人が多くいるのだ。

同意です。

「悪いのは全て外省人」、そんなわけないですね。

国民党に投票した人の大部分は本省人なはずですし、現在国民党の外省人党員は圧倒的に少数派です。
副総統も本省人です。
反日団体とつながりがあるとは言っても、抗議活動を繰り広げている漁民達は、台湾語をしゃべる本省人です。

「純粋無垢な本省人はシナ人(外省人)に騙されてる!」などと、台湾人を脳たりんの赤ちゃん扱いするのは酷い事です。

(しかし、今回大騒ぎしていたのは、台湾人のごく一部であり、最新の世論調査によると7割程度の台湾人が日本に好印象を抱いているようです。つまり、台湾人は概ね親日と言えます。)

などと辛らつな事を書きましたが、私は最終的な台湾の国連加盟を支持しております。
Posted by 猫的眼睛 at 2008年06月17日 23:19
台湾を好意的に見るのは、今までの台湾の
いろんな場面での信頼できる行動の積み重ねがあったからです。
ゆえに今回の反日行動ただ一回に置いて考え方が
逆転することはありません。もちろんこれから
同じようなことを積み重ねていけば必然と信頼
しなくなるのは当たり前です。
また、別に台湾を信頼している=台湾に片務的譲歩をし無防備にするっていうのは全く違うという事は承知してますよね?
本省人、外省人の区別がお嫌いなら、中華ナショナリズムの中華民国と台湾ナショナリズムの台湾
という分け方で見て、中華民国は敵だが台湾は
友邦という付き合い方でもいいと思います。
Posted by 影丸 at 2008年06月17日 23:47
こんばんは
いつも更新お疲れ様です
台湾に関しては確かに結構な数の人が過剰に妄想を抱いていたとは思います。だからこそ今回の件でこれまた過剰に反応して意味なく「反台」になる人が出ないようにと願っています。私も昔、親韓からWorld cupで一気に嫌韓になった経験がありましたから・・・いま振り返ると自分痛い。
しかし台湾って結構強かですね。爪の垢を煎じて飲みたいくらいです。
Posted by 茶 at 2008年06月18日 00:00
管理人さんへ

反中国派の方々が何と言おうと、この馬英丸という指導者の主張は、極めて現実主義に立脚しており、指導者としての本来の役割である、国民の生活水準の向上を掲げ、台湾に残された選択肢から最善の道を探る姿勢は評価に値すると思います。

さて、私事で恐縮ですが、この春に台湾への観光旅行を経験してきた私にとって、台湾旅行の思い出は素晴らしいものでありました。管理人様の仰る「日本鬼子」をはじめ、あからさまに日本人に対する差別用語で罵倒されるような体験は、私の場合は皆無でした。無論、たかが数日間の滞在であり、それだけで本当の台湾を知ることは不可能であることは承知しております。一方で旅行を通し、台湾に対するステレオタイプを払拭することができたのも自分としては大きな収穫でした。私は英語を解するのですが、英語のできる方々と会話をして分かったのが、彼ら台湾人は日本人に比べ、より論理的で実利を取り、そして商売魂旺盛で、彼らの価値観は日本人よりも、知り合いの中国人留学生に近かったというのが私の率直な感想です。(続く)
Posted by porepore at 2008年06月18日 01:54
(続きです)

ところで、日本国内で活躍する台湾人論客の一人である、金美齢女史をご存知の方は多いと思います。私は台湾行きの飛行機の中で、この方の著書に目を通していたのですが、読み進めてみると何とも言えない虚無感に襲われてしまったのを覚えております。本書に限らず、この方の本の特徴で印象に残ったのが、読者の対象を恣意的に日本人に限定し、加えて、読み進めるうちに気持ちのよい気分に浸らせてくれるのです。しかし、後味の悪さは残ります。というのも、通常私たちは、特定のテーマに対して何らかの主張をした場合には、その主張を支えるだけの根拠や具体例、そして何らかのデータを提示することが求められます。ところがこの女性の主張にはそれらが著しく欠けているのが印象に残りました。論理の苦手な日本人ならこれで十分だろう――これが彼女の本音かどうかは知りませんが、随分なめられたものです。

激動する世界の道に迷ってしまった人間にとって、それこそ感動や民族意識をを鼓舞する展開には自身と勇気を与えてくれることでしょう。しかし、同時にこういう展開には大麻と同じく注視する必要があります。たいした根拠もなく日本を持ち上げ、何故か台湾人と価値観の共通点を強調し、挙句に「台湾防衛を死守しなければならない」とする主張には情報操作の危険性が幾分にも散見されます。この方は、現実的に危機に瀕している台湾ではなく、家族も含め日本在住であり、いざとなれば、アメリカへの逃げ道をも確保することができるでしょう。そこには、国の手厚い保護により高給を受け取りながら、格差社会の是正を謳う朝日新聞に近いものを感じさせます。私はこの方の著書を、藤原正彦氏の『国家の品格』に重ねてしまいました。
Posted by porepore at 2008年06月18日 01:56
某掲示板で、台湾人と議論したところカルチャーショックをうけました。

色々議論して一番ショックだったのが、李登輝さんは、人気が無いらしいんですね。

なんていうか日本人とは、かなり価値観が違う?
「同じ大日本帝国由来の国民」と思ってたんですが。
やはり、幻想だったようです。
Posted by 和猫 at 2008年06月18日 02:01
そうそう、大事な事を書き忘れました。

日本は台湾に対して酷い事を沢山していますよ。

資本主義の友好国である台湾を見捨て中華人民共和国と国交を結び、その後は一貫して見下すような冷たい扱い。
李登輝政権が誕生し民主改革を断行、その後陳水扁政権が誕生し親日をアピールするも、日米は一向になびかず。
それどころか、日本人は先の選挙で民主党を大勝させ、親中一直線の福田内閣を誕生させる。
これはもう、完全なる「侮台行為」です。
「親中馬政権」を批判している日本人は、「親中福田政権」を誕生させ、今まさに政権交代でより親中な小沢政権を誕生させようとしている事実を深く反省し、台湾に対して申し訳ないと感じた事が一度でもあったでしょうか?(いや、無い!)

とは言え、台湾の政界やメディアは毎度毎度刺激的なパフォーマンスを繰り広げ、政治家は時に殴りあい、下品であるし、総統に到っても、その発言を二転三転させるなど無責任この上ありません。
台湾人(一般人)も活動家を除けば白けムードであり、国民の7割は親日傾向という事なので、その点は安心されてもよいかと思いますよ。

今日の「軍艦派遣」見送りになったようですね!
この空気を敏感に読んだ「前言撤回」の素早さが、「強かな台湾」です。
Posted by 猫的眼睛 at 2008年06月18日 06:41
>つまり馬英九に投票した本省人が多くいるのだ。
>金美齢女史

日本だって民主党や社会党に投票する人がたくさんいます。
台湾の教育もマスコミも司法も国民党に握られて来たのだから、特に驚くことではないと思います。
また、台湾に限らず、どの国も国益中心であって、過剰な期待を抱くべきではないでしょう。
『日本はアジアに嫌われている』という宣伝が花盛りだった頃から、日本を擁護し、日本人を励まし続けてきたことに感謝するのがそんなにおかしいことだとは思いません。
今日は、どうも不満や不安に付け込む見慣れた工作を感じてしまいます。




Posted by K at 2008年06月18日 08:47
李登輝さんが、台湾国内での評価が高くないのは、別に珍しいことではありません。
ゴルバチョフなんかも、海外(特に西欧、米、日)では、すごい人気ですが、ソ連、ロシアの評価は、散々です。逆にプーチンは、国内で圧倒的な支持。

日本人が台湾をひいき目に見てしまうのは、
「判官びいき」だからかも。
共産主義の大国中国に対して、資本主義の小国台湾。
「かわいそうな台湾」と思ってしまうのかもしれません。

李登輝さんは、それをうまく使って、
子犬がなつくような方法で、日本人の感情をうまく捉えているなと、私は思ってしまいます。
だって、日本国民さえ暗黒の時代だと思っているあの時代の日本を褒め讃えてくれるのですから。
兄の戦死は、日本のせいだと言わずに、靖国神社にお墓参りまでしてくれるのですから。
そして、今の日本を嘆く日本人に対して、「今の若者にも日本の良さが残っている」と慰めてくれる。しかも流暢な日本語で。

逆の場合、資本主義の大国アメリカに対して、共産主義の小国キューバには、別に何の感情も抱かないけど。

ところで、「大日本帝国の国民」だと、自分自身や台湾人のことを思ったこともないなぁ。
なんだか、戦前のことが美化されつつあるけれど、「大日本帝国」って、そんなに良かったんですか?
昭和初期に女学生だったおばあちゃんは、今の方が、よっぽどいいと言っています。

官憲が歩いていて、今の職務質問の比じゃないほど威圧的で、何でもかんでも検閲が入って。
「贅沢は敵」で、おしゃれしたいのにモンペ履かされて。
校則も、すごく厳しくて、何からなにまで管理統制されて。
中身は文革時代の中国や北朝鮮と変わらないのに、あの時代が良いっていう人が不思議でならない。
Posted by 西 at 2008年06月18日 12:20
poreporeさんの書き込みは非常に悪意を感じます。
恐らく親日台湾人に対する反感?
>この方は、現実的に危機に瀕している台湾ではなく、家族も含め日本在住であり、いざとなれば、アメリカへの逃げ道をも確保することができるでしょう。
>そこには、国の手厚い保護により高給を受け取りながら、格差社会の是正を謳う朝日新聞に近いものを感じさせます。
要するに「安全なところで吠えてるだけの言論人」と主張されたいのでしょうが、逆に言えば、危機の中で活動している言論人が何人いるでしょう?

さらに金さんで言えば、独立運動に関与したため蒋政権の間は台湾に戻れず、日本で亡命生活をされていたんです。李登輝政権になって、台湾に戻れるようになった人です。

「安全なところで吠えてるだけの言論人」に分類するのは、いかがでしょうか?

西さんへ
>「大日本帝国」って、そんなに良かったんですか?
>中身は文革時代の中国や北朝鮮と変わらないのに、あの時代が良いっていう人が不思議でならない。

否定される人が不思議でたまりません。
日本はチョンマゲを結っていた時代から近代国家に変身しました。
アジアの中で唯一、近代国家へと移行できましたよね。もちろん、過酷な現状もありました。
しかし、じゃあ日本以外と比べて、それほどひどかったんですか?

「現在と比べて酷い」のは確かですが、「世界基準で酷い」とは思いません。

歴史なんていうのは、積み重ねで、現在から見ればひどい事ありますが、全否定は間違ってると思いますが?





Posted by 和猫 at 2008年06月18日 22:52
和猫さんへ

私もporeporeさんに同意です。
何だか、金美麗さんにひっかかってたのを全部言ってくれた感じ。

台湾の友人曰く、(「気を悪くしないでね」と前置きして)「日本人で台湾好きって言ってる人って、自分達より下の台湾人が日本に懐いてるという前提だよね。対等の関係で見ていない。」

「鋭いね。ある意味、当たってる。今の裏付けとして、そして1つの視点として、どうぞ。」と言って、彼女に小林よしのりの『台湾論』を貸してあげました。
(恥ずかしながら、私も台湾論に感化された時期があった・・・)

金美麗さんや、李登輝さんは、そういう事情をよく分かって上でふるまっているのでしょう。

それに、なんか、議論のすり替え??
歴史の積み重ねって、そりゃそうです。
私は単純に現在と過去の日本を比べただけ。

私は日本以外と比べてないし、全否定はしていませんよ。
同じ時代の中国や朝鮮と比べたら、日本の方がいいかも。
それに、文革時代の中国や、現在の北朝鮮、イラン、イラク、アフガンなどの中近東、そして赤道付近のアフリカ諸国、21世紀のこれらの国と戦前の日本を比べても、私は日本の方がマシだと思える。
でも、1930年代のアメリカなら、しばらく敵国人として、強制収容所に入れられてもいいから、アメリカの方がいい。

私が言いたいのは、自由や豊かさをこれほど享受できる時代はないのに、どうして今の日本人が、それもあの時代を知りもしない若者が、あの時代を美化するのかが、分からない。
おしんとさほど変わらない生活レベルの人がほとんどで、息子は召集令状で取られてしまうのに。

時代としての昭和初期にはすごく興味がありますよ。満州のこととか、もっといろいろ知りたい。だけど祖母の話を聞くと、一般庶民としてリアルで生きていなくて、よかったと思います。
Posted by 西 at 2008年06月19日 02:00
>私が言いたいのは、自由や豊かさをこれほど享受できる時代はないのに、どうして今の日本人が、それもあの時代を知りもしない若者が、あの時代を美化するのかが、分からない。
>時代としての昭和初期にはすごく興味がありますよ。満州のこととか、もっといろいろ知りたい。だけど祖母の話を聞くと、一般庶民としてリアルで生きていなくて、よかったと思います

西さんも実体験ではなく、伝聞でしか知ってないのですよね、ならば「それもあの時代を知りもしない若者が」というおかしいですね。

なるほど今の時代は豊かですよ、でも無くしたものもありますよね。
あの時代最盛期にはアジアの半分、太平洋の半分が日本の支配下でした。
今からは考えられないほどです。
「大日本帝国と言うのは凄かったんだ」って言う素朴な驚きと憧れがあるんじゃないでしょうか。

大日本帝国万歳と言ったって、あの頃に戻ることは不可能でしょう? タイムマシンなんて存在しないんですから。


実際に体験して、いやな思い出があると言うならば、仕方ありませんが、実体験の無い後世の人間はもっと自由に考えてもいいんじゃないですか?
Posted by 和猫 at 2008年06月19日 21:36
西 様

ご意見には腑に落ちない点がいくつかあります。和猫様のご指摘もさりながら、「1930年代のアメリカなら、しばらく敵国人として、強制収容所に入れられてもいい」とおっしゃいますが、アメリカに敵性日系人の強制収容所ができたのは1940年代、たしか1942年です。「あの時代を知りもしない若者」って、ご自身を指しているとしたら、なかなかのブラックユーモアです。それに、あなた様が仮にあの困難な時代に生きていたとしても、果たして強制収容所に入って、ラジオから流れてくるジャズでも聴きながら、のんびり読書でもして過ごせたとでもいうのでしょうか。もしかしたらヨーロッパ戦線に狩り出され、ドイツ軍と必死の戦火を交えなければならなかったかもしれません。わたしたちは現在という高みに立って、自分に都合のよい歴史だけを切り取って、その中でだけ生きることは出来ません。それは歴史に対する冒涜にほかならない、と愚考します。
Posted by 南風 at 2008年06月20日 11:06
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