ふと、漢人の中にまぎれてフィールドワークに行った時のことを思い出した。原住民(何族に属するかは省略する。少々複雑な事情が彼らにはある)のある老人が昔話を、台湾でいうところの北京語で聞かせてくれたが、その中で「私たちは日本人のことを猿と呼んでいましたよ。はっはははは」という一幕があった。その前後の発言から判断すると、この老人が暗に言っていたのは「そんな日本人に比べてあなたたち漢人は素晴らしい」ということだった。
これを聞いて我輩がすぐに思い至ったのは、被支配階級であるこの老人やその仲間の危うい立場だった。漢人に対しておべっかを使うことで、これ以上の略奪を未然に防ごうとしているまさにその現場に出くわしてしまったのだ。
次の日だったか、この老人が日本語で我輩に詫びてきた。誰かに我輩が日本人だと教えられたのだろう。詫びる必要などない、あなた方の今の立場では仕方のないことだと伝えると、感慨深げに溜息を吐き、色々と苦労話を聞かせてくれた。もちろん日本語で。
さて、アミ族やタイヤル族そして上の老人などが仲間内で話している言葉はオーストロネシア語族に属し、この語族の発祥の地は台湾の雲林のある場所だという学説がある。それほど貴重な言葉が、台湾でいうところの台湾語あるいは北京語にどんどん置き換えられているのが現状だ。
話が変わるが、昨日テレビでニュースを見ていると、オリンピックの聖火が青海省でリレーされている様子が報道されていた。この報道の中で青海省を簡単に紹介していたが、青海省は少数民族の人口が二番目に多い省だとのことだった。さぞかし多くの少数民族が住んでいるのかと思いきや、少数民族全部合わせて46%ほどしかおらず、漢人がここでも過半数を占めていることを知った。
しかし台湾の現状は、青海省よりもひどい。なにしろ台湾の原住民は2%ほどしかいないのだから。
いやまて、和猫さんから
という評価をもらった我輩としては、台湾の現状は、青海省よりもずっと素晴らしいと書くべきかもしれない。自覚しているかどうかは知りませんが、漢人批判をしながら考え方自体が漢人そのものになっています
さて、猫的眼睛さん
という指摘は甘んじて受けよう。なにしろ、我輩が自分で管理しているブログに楼主さんは、20年以上も中国に住んでらっしゃるので、日本人や日本在住の漢人の言動について、いささか疎くなっているのかも知れません。
などと日本人に書かれるとは思いもよらなかったのだから。なるほど時代が変わったということなのだろう。あなたは何も言わないでね。
しかもharuという中国留学生が
と影丸さんと同じように他人の言論の自由を制限しようとしたことからみて、猫的眼睛さんの指摘する通り、この人は漢人を騙った日本人なのかもしれない。このサイトを封鎖するべきです。 警察署封鎖の申し出を出します!!!
ただ、そうだとすると、この人は日本語をわざと下手くそに書くという技術に長けすぎているきらいがある。例を挙げよう。
日本人がこの一文を書くためには、かなりの考察が必要になる。この人の発言が15億の人を体表しません。
たいていの漢人にとっては、濁音と清音の区別が難しい。したがって「代表」を「体表」と打ち間違えることによって、漢人風の日本語にしようと思いついた(「私が書き込んだ時間代を見れば分かると思いますよ」の「代」は逆方向からの間違い)。しかし韓国人にとっても、特に単語のはじめに濁音が来た場合は同じように難しい。これだけでは韓国人と見られてしまう可能性がある。
そこで、「が」という助詞の力を借りることにした。なにしろ韓国語には日本語の「は」と「が」に当たる助詞があるが、中国語には存在しないので、この使い方を間違えたということは韓国人ではないと考えてもらえるからだ。
そして漢人は細かいことにあまり気を使わないので、15億というおおざっぱな数字を使うことでいかにも漢人が書いたような雰囲気が出てくる。
例えば
あるいはこの人の発言が13億の人を代表するものではありません。
とこの人の発言は13億の人を代表するものではありません。
を比べると、最後の一文がいかにも漢人風の日本語だと感じられる。しかも中国語が分かる人にとっては、いかにも中国語からの直訳風でより効果が高い。この人の発言が15億の人を体表しません。
そして
のカッコの中もいかにも中国語からの直訳っぽい日本語に仕上がっている。ばーーーーーーーか(笑) (最初ながら、最後に遣う馬鹿です。)
また、
なんて言葉も、実に漢人風だ。いや、そうではないのかもしれない。我輩が日本人の言動について疎くなっているだけで、日本人はいまやこのような言葉を平然と使うようになっているのだろう。いやはや、純粋無垢すぎな我輩にとっては恐ろしい限りだ。ウンチは怖いからではなく、汚いから避ける!
中国についてなにかを感じたら

漢人に近い楼主さんの認識する台湾とは、原住民のこと
私の言う台湾とは台湾アイデンティティを持ったもの。
という定義で良いですかね?
というか原住民は台湾人アイデンティティは持ってないだろとは思うが。
で、台湾社会は漢人だから裏切るぞと?ほら馬政権を見ろあれが漢人だって最初のエントリー
で言いたそうでしたわな。
しかし裏切るのは別に漢人だからとか関係なく、世界各国全ての国において
裏切るに値する行動を取る場合があるのは当たり前。
また馬政権を選んだ台湾人は馬政権に何を託したのかの見解も前に述べた。
漢人がそのルーツや一族に思いを馳せる傾向を漢人に近い楼主さんが認知しているのはいいが
漢人に近い楼主さんはあまりにも台湾アイデンティティには無知ではないか?
この人は漢人の人かどうかは分からない。
だが仮に漢人だとしたら何故こんなことを言ってるのか。
ただ政治的に日本を味方につけて自分たちを有利にしたいがゆえの行動?
ただの個人の暴走?
http://tw.myblog.yahoo.com/jw%21OhHRgpaKFQUN.5yKFb4kuYiu/article?mid=1173
あと、同じ台湾人が選んだ民進党と国民党。
何故民進党は正名運動として、台湾名に固執し続けたのか。
国民党が何故中華に戻そうとしたのか。中華だろうが台湾の名前だろうがいいでしょうに。
これこそ血以上にアイデンティティのぶつかり合いだと
言えないか。
もっと言うなら中華ナショナリズムVS台湾ナショナリズムと言うべきか。
(自分たちは大陸の漢民族と同胞という意識の元
ただ単に政治的統一か独立かだけで対立しているようには伝わってこない)
>>あなたは何も言わないでね。
本当にちゃんと文を読んでるのか?”これについては”を無視する理由は?
このフレーズだけ見て『何も言うなということか言論の自由の制限だ!』
と曲解して揚げ足をとるのはやめて頂きたい。
?
読んで字の如くだが
楼主さんを始め一同ポカンと口をあけて、バカの踊りを見守っていた、そんな印象を受けました。
で、その後間もなく似たような主張を行うharuが現れた。
haruにしても上海人にしても『私は中国人』と必死に言い張っておりました。本物であれば、言い張る必要などないでしょうに。
楼主さんは「海外ブログランキング」に登録されていらっしゃいますが、「政治ブログランキング」というものがありまして、こちらの上位4位ぐらいまでの幾つかのブログの「コメント欄」が非常に面白いので数ヶ月に渡り「ロム」していました。
中国人なのか朝鮮人なのか日本人なのか分からない暇な人達が度々荒しまわっているようでした。
「上海人」や「haru」のような類です。
もはや荒しも常習化していて、「生業」というか、一種の「職人芸」のようになっているようでした。
そしてこれと似たような人々は、ネット空間のいたる所に出没し荒らし回っているようです。
何かの「工作」なのかも知れませんが、「芸」に磨きがかかり、物まねが上手になった者も中にはいるでしょう、、、という事です。(日頃から「漢人」との接触が豊富な者なら、「芸」はよりいっそう輝きを増すはずです。)
ところで、楼主さんは私が何人であると思いますか?
はじめて書き込みをします。
みなさん明晰でしっかりとした意見をお持ちなのは
わかりますが、多分今後主張しあってる方々の意見
がまとまることはありません。
中国・台湾に関して深い知識があったり、長く住ん
でいて深い関わりがあったり、しかしあくまで当事
者ではない推測のし合いは永遠に終わらないと思い
ます。それは討論の原点なのでいたしかたないので
すが「楼主さんが日本人なのか?」なんて議題が出
てくるようになったら、この話は打ち止めにした方
がいいと思います。
自分自身ここに来るまで中国を主としたアジアのこ
となど全く知識がありませんでした。この様な意見
のやりとりも非常に勉強になりますが、以前のよう
なアホアホ記事もそろそろ読みたくなってしまった
ので、つい口を出してしまいました。
水を差して申し訳ございません。
まぁ、もし変わってきてるとしても、中国人の価値観に近付いているって事はないと思います。言い回しにしても。
とはいえ、本当のところはよくわかりませんが…(笑)
それはそれで結構なんですが、私自身アフォーなので、アホ記事が大好きです。
高度な政治の話しや、アカデミックなお話しは、あまりよく理解できません。 また、コメントを書く人々にもお願いがあります。私50代ですが、時々理解に苦しむことがあります。中学生でも解るように書いてください。