「きれいごと」で相手のホンネは読めないから引用する。
イタリアの思想家マキャベリは、『君主論』の中で、次のように述べている。
信義を守って、奸策を弄ろうせず、公明正大に生きることは称賛に値しよう。だが、現実の世界を見ると、信義など露ほども意に介さずに、奸策を用いて相手の頭脳を混乱させる人のほうが、大きな成功を成し遂げている。結局は、ずる賢く立ち回っている人のほうが、信義に基づく人を圧倒できるのだ。
まさに筆者がいわんとしていることを見事にまとめている。人を心服させたいと思うのなら、信義やら、正義やらを振りかざしていてはダメなのだ。
Kさん、我々日本人が漢人に見習うべきことが何なのかをここから読み取ろう。そして「八方美人」を褒め言葉として使う韓国人に見習うことも必要かもしれない。日本人は、「うまく立ち回ること」を軽視し、むしろ侮蔑することさえあるのだが、仕事で成功しているビジネスパーソンは、だいたい同じようなテクニックを無意識的に使っているものである。
話が変わるが、poreporeさんの
という予想は、何に基づくのだろうか。我輩の経験から言うと、仕事でもスポーツでも、poreporeさんとはまったく逆の予想になる。私は自衛隊員ではないので、確信は持てないものの、管理人さんの仰るように、おそらく士気は上がらないでしょう。
しかし、与えられた職務の遂行には影響を与えることはないだろうと予想しています。
ある仕事を上司から任されたサラリーマンが、「あの人なんだか違法なことをやらされてるみたいだ」などという噂を立てられたら、仕事をやり遂げるどころか、気の弱い人なら会社を辞めてしまうこともありうる。あるサッカーチームが、サポーターから「お前らクソだ」などと非難され、ホームゲームで観客席がガラガラともなれば、勝てる試合にも勝てなくなろう。
ましてや自分の命という大切なものを、他人の命を守るために投げ出す覚悟を維持するのは、並大抵のことではない。
仮に我輩が前線で戦う自衛隊員だとして、なんだか安全な場所で我輩の行為が憲法違反だなどと騒いでる噂が聞こえてきたら、命を犠牲にする覚悟で頑張ってきた自分がバカバカしくなり、またそんなアホな国には愛想を尽かして白旗を掲げて寝返るかもしれない。
さて、
と言うのに興味をもち、憲法改正についての規定を探してみた。日本国憲法から引用する。この後でドイツとの比較になります。私が評価した一部も、ここに書かれています。ドイツでの改憲の難しさ、一方の日本の最高法規すら改正の対象となる点等をはじめ、参考にするべき点があるからです。そして国民投票によって、ズルズルと九条に限らず改正してしまうだろう、という点に大きく同意しました。
これを見ると、憲法改正などほぼ不可能だ。第九章 改正
第九十六条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
○2 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。
そこで、ほぼ不可能な我が国の憲法改正より難しい「ドイツでの改憲の難しさ」というのがどれほど恐ろしいものか調べてみると、なんだか連邦議会議員の三分の二、連邦参議院の三分の二以上の賛成と書いてあるのが見つかった。ん?我が国より簡単ではないか。しかもドイツはすでに50回ほど憲法(より正確には基本法)を改正しているというのも見つかった。
仮にこれが事実だとすると、poreporeさんが紹介してくれた本には嘘が書いてあるということだろう。
別の話題になるが、poreporeさんが書いてくれた
には大きく頷いた。経済はしばしば自然現象ではなく、人為現象だということだ。「既に総合指数の底地はつき、これから上昇する」と分析し、それを発信している、FTやエコノミスト紙といったメディアの存在には注視する必要があります。事実上、ウォール街やシティの予測ですが、実態は予測というよりも、彼らの意志であるので、事実そうなる可能性の方が大きいと思います。
また
というのが何を意味するのか、よく考えてみよう。そして幻想に踊らされているのは漢人だけではなく、我々も同じことだと愕然としよう。産経のように中国に対し悲観論を散布したり、日本経済新聞のように中国の勃興を絶賛し、日本の凋落を嘆く行為には、どこか胡散臭さが散見されます。過小評価ないし、過大評価している側面もチラチラ見え隠れしているからです。
マスメディアの報道や扇動にはよく注意しなければなりません。管理人さんが出してくれたデータは、極めて客観的であり、これは中国人(海外の華僑も含めて)にチベット問題を突きつけているのと同様に、日本に対しても中国問題を突きつけているように思えるからです。私が見たところ、この手のデータを見せ付けられて、チベット問題での中国人の反応と類似しているのが怖いところです。
たまきさん
いや、こちらこそ申し訳ない。時間があれば午後か夜にでも何かを紹介したいとは思っているのだが、思っているだけで終わっているのが現状だ。初めまして。 初めましてで、こんなリクエストを言うのもなんですが…。 そろそろ、おバカな掲示板とか、ほほえましいお話も聞きたいなぁ…と思っています。
中国についてなにかを感じたら
私は自衛隊員ではないので、確信は持てないものの、管理人さんの仰るように、おそらく士気は上がらないでしょう。
しかし、与えられた職務の遂行には影響を与えることはないだろうと予想しています。
という予想は、何に基づくのだろうか。我輩の経験から言うと、仕事でもスポーツでも、poreporeさんとはまったく逆の予想になる。
>ある仕事を上司から任されたサラリーマンが、「あの人なんだか違法なことをやらされてるみたいだ」などという噂を立てられたら、仕事をやり遂げるどころか、気の弱い人なら会社を辞めてしまうこともありうる。あるサッカーチームが、サポーターから「お前らクソだ」などと非難され、ホームゲームで観客席がガラガラともなれば、勝てる試合にも勝てなくなろう。
改めて考え直すと、私の発言は幾分にも飛躍し稚拙な発言が見られます。与えられた職務の遂行に支障が出ないわけがなく、確実に何らかの影響は派生してくるでしょう。どういう形で顕在化するかはわかりませんが。
ただ、管理人さんの意見にも必ずしも同調しているわけではありません。例えば、気の弱い人なら会社を辞めてしまうという点には理解を示すものの、アメリカのように軍人が一般社会から優遇される(この話は、私の親族にも一人アメリカ在住の者がいるのですが間違いありません)のと対照的に、我が国では自衛隊に対して蔑視されているというのが現状のような気がします。自衛隊員の方には悪いのですが、既にブーイングに近い形で生活をなさっているのではないでしょうか?
例えてみると、先の人間はボストンに在住しているのですが、旅行などで交通機関を利用していると、車内に軍人の方がいれば、頻繁にアナウンスがかかり、軍人は尊敬な眼差しで見られ、飛行機などでもファーストクラスに空きがあれば移動できるほど、一般社会から理解があります。一方で日本の事情はどうでしょうか?おそらく怖がる人間はいても尊敬する人間はいないのが現状だと思います。
さらに、仕事でもスポーツの面でも実際に行われたという経験を前提に話されているのでしょう。戦後、竹島の占領などを除けば、我が国では長らく目立った開戦や占領を経験しているわけでもないので、私の先に上げた職務の遂行に影響するとした発言も、管理人さんの逆の立場である視点にも懐疑的です。どうなるかはわからないというのが現状です。
前回のコメントの最初の方に触れたのですが、管理人さんは、万一開戦のような事情になった場合に、自衛隊員が士気を高められた状態で職務を遂行できるのかお聞きしたいところです。
私は前回発言したとおり、
「社民党やその傘下に連なる、資金援助を受けた連中(他にも浸透工作から洗脳された人間も含む)が足の引っ張りに加担する可能性は大いに有り得ます。それでも、切羽詰った状況の中でそんな輩に耳を貸す人間がどれほどいるのかには極めて懐疑的です。
それと、背後の資金が不透明なのもあり、そういう連中はおそらく憲法が改正されようとされまいと関係なく、切羽詰った状況では足を引っ張る側に回ると予想しています。」
上記の理由のために、非武装中立のような時代錯誤の象徴を叫ぶ輩が跋扈している以上、士気をそれほど高められる状況になるとはあまり考えておりません。
エントリのコメントの際にも、町山氏の主張が捏造であるためも考慮して、書かれていることが事実であると仮定しているまでの話はしたと思います。一応私も本書は眉唾物で読み進めているつもりです。
また、これは私の言い忘れたことで申し訳ないのですが、この町山氏には公式データをはじめ、参照文献の所在を紹介は皆無です。
そのため、前回のコメントであるように、
「皆様方へ
前述したように、町山氏の憲法の事情の正誤判定については、私には判断できないところです。もし詳しい公式の資料を提示していただければ幸いです。本書を読んだという前提でお答えしたいので、「ドイツの憲法改正は楽勝で、40回位今までに改正している!」という発言はスルーさせていただきます。」
このようなまでの主旨を載せておいたはずです。
前回、mamazonのコメントを持ち出されても困るという形で既に申したはずですが、一度、ご自身でお読みになってから質問をしてもらえないでしょうか?
この町山氏は、本書のp62〜110まで紙面を割かれ、私が評価しているのは、p76〜85までと、p90〜106の前半までです。
もっとも、管理人さんは中国在住のようですので、本書を手に入れることは容易ではないのかもしれません。そこらへんを考慮せず、本書の紹介を持ち出した私にも非はあるのかもしれません。しかし、紹介した本書は、分厚い高圧的な本でもないので2〜3時間程度あれば問題なく読み終えます。
>そこで、ほぼ不可能な我が国の憲法改正より難しい「ドイツでの改憲の難しさ」というのがどれほど恐ろしいものか調べてみると、なんだか連邦議会議員の三分の二、連邦参議院の三分の二以上の賛成と書いてあるのが見つかった。ん?我が国より簡単ではないか。しかもドイツはすでに50回ほど憲法(より正確には基本法)を改正しているというのも見つかった。
本書では、改憲派のドイツの比較例を持ち出した形で、一般に考えらている話には誤解を含んでいるという話を本書では発言しております。ドイツでの事例を元に改憲派の持ち出す印象操作に言及しておりました。要するに、情報操作の一貫をここで私は把握しました。残念なことに町山氏の参照サイトをはじめ、公式データの提示はここでもされておりません。
正直、スキャナも手元にないので、さすがに引用するだけの体力はありません。p76〜82までの範囲にそこらへんの事情は載せてあります。
管理人さん
私も今週中は暇で時間はずいぶん取れます。そのために最大限誠実な対応したいと思っております。しかし、しつこいようですが、一度も本書を手にせず、あれやこれや批判され、挙句に私が本書から引用元を抜き出す作業に没頭するのも、正直骨が折れます。
たまきさんやnjtさんのような方もいらっしゃるので、もし管理人さんが、poreporeのような若輩者の戯言から学ぶものはないと思いましたら、遠慮なく申してください。長文コメントをはじめ発言は控えさせてもらいますので。
議論するのは素晴らしいことですが、たまには息抜きをしては?
と、思いコメントしたまでなんで、あまり気にしないでくださいね〜。
あ、自衛隊の話題が出たので、つまらない話をば。
私の祖父が自衛官だったのですが、その娘である私の母が、公立の小、中学校で教師にいじめられていたそうです。
30年以上昔の話ですが、父親が自衛官というだけで教師が生徒をいじめるって変ですね〜。
ところが私立の高校に入ったら、ぴたっといじめは無くなったそうです。
母によると、「私立は教師の給料が良いから」とのことです…(^^;)
ということは、自衛隊批判(?)をする人はお給料が…とか疑っちゃいそうです(-з-)
オチも根拠も無い話を長々とすいません〜。
うちの母は、公立の中学教師だったのですが、
同僚のバリバリ日教組が、クラスの中で、
自衛隊批判をしたそうです。
(基地が近くにあるもんで。)
自衛隊員の子供が、「うちのお父さんは、自衛隊員です。」と起立して言ったそう。
母曰く、その子にしたら、すごく勇気を振り絞って、
精一杯の反論だったんじゃないかと。
一方、その教師は、「父親が自衛隊員だという事実をお前がどう受け止め、生きていくか考えろ。」みたいなことを得意げに語ったそう。
母はヘドが出そうだと言っていました。
確かにうちは裕福じゃなかったけど、
親の職業によるいじめや差別に
給料の多寡は関係ないと思います。
自衛隊批判は、信条だからどうしようもないけれど、そういうことで差別する人は、ただ単に人間性が貧しいだけでは?
お給料が云々の部分は、しょーもない冗談のつもりだったんですが、ちょっと黒過ぎましたね(><;)
嫌な気分にさせてしまってごめんなさい。
では、これ以上アホなことを言わないうちに、ロムに戻らせていただきま〜す!(^O^)ゝ
桜主さんの仰ることもわかります。
でも、その前に、日本はもっと情報収集能力や分析力を高めなきゃいけないのではないでしょうか。
と、考えると、今それはアメリカかなと思います。
私は、中国が得意で且つ日本が苦手な分野において、日本が下手に中国のマネをするのは得策ではないと思えます。
poreporeさんや以前の金珍宝さんみたいな人のやってることはまさしくそれですな。議論をふっかけてしかも自分の言いたいことを一方的に言いまくりブログが進行しないようにする。
だいたい、本を読んだことを議論の前提にしてみたり(*1)、「自分のような若輩者を無視すると申し出れば一切の発言をやめる」と極端なことを言ったり(*2)、からみかたがマトモじゃありませんぜ。
*1 外国にいるとわかっている人に対して日本の出版物を読めとせまる非常識
*2 楼主がそんな失礼なことをわざわざ言うわけがないのに、0or1の選択にしてそのことをせまる心理攻撃
私の説明不足でしたら申し訳ないのですが、命をささげる覚悟で職務に取り組む自衛隊をロボットのように捉えているつもりは毛頭ございません。自衛隊に限らず、消防士、配管工、――いえ、もっと言ってしまえば、与えられた分業としての職務をこなし、人々の豊かさに寄与する人間全てに当てはまるというのが私自身の考えです。
自衛隊だけに特化すると、このように考える背景には、私の紹介した本書に、著者の徴兵制に対する考えも書かれているのですが、それに感化したわけではありません。中国の事情は通暁しておりませんが、私が例で取り上げた、アメリカ社会一般で受け入れられている姿勢の方がよほど健全であるように思うのは管理人さんと同じです。
憲法改正については、
>これまでにporeporeさんが啓発的な意見を数多く書いてくれたので、我輩も大いに勉強させてもらった。そしてほぼすべての内容に賛成できた。
>ただ、憲法改正に関しては、poreporeさんは自分の言葉で発言していないという感じがする。件の著書に感銘を受けたことは伝わってくるが、まだ自分のものになっていないという印象だ。内容を消化できるまで、もう少し自分に時間をあげることをお勧めしたい。
感銘を受けたほどではなく、厳密に言うと、視野を広げることができたといった方が適切かもしれません。
また、自分のものにしていないというのは、管理人さんに指摘されるまでは気づかなかったことです。私もどこか遠くから距離をとっていたために、一番重要なことである、一人の読者として、筆者と対話しようという意思が抜け落ちていたのかもしれません。どこか遠目から見ているだけで、近づこうとしているのを無意識に拒否していたのかもしれません。
もう少し自分に時間をあげることをお勧めしたいというのには、少なからず違和感を覚えます。
気持ちの整理がついていないというのは、事実その通りなのかもしれません。しかし、管理人さん自身にもいえるのですが、私が改正に反対するというのは現時点での考えであり、これから考えが大きく変わることも十分有り得ます。ですから“少し”どころでは足りないだろうというのが私の考えです。
できれば、管理人さん自身の憲法改定文を読んでみたいところですが、もうここらで、私の記述は控えさせていただきます。
さて、話を変えると「ミイラ取り」の問題はまだ盛り上がっているようですね。気になる方もいらっしゃるようですが、私はつくづく、日本人というのは、受身な姿勢で食いつきやすく、そして忍耐強く騙されやすいのかな〜というのが感想です。
これは私の独り言に過ぎませんので悪しからず。