我輩の経験から言うと、人間はプラスのことに対して行動することが少ないが、マイナスのことに関しては行動を起こしやすい。
社員の給料を1000元上げてもあまり感謝されず、しかし100元でも下げようものならものすごい反発が返ってくる。逆の立場から言えば、仕事をうまくやっても上司からはありきたりのほめ言葉しかもらえないが、失敗すればものすごい批判が待っているだろう。
ある会社が立派なことをして、それがAテレビ局で放送された場合、Bテレビ局では放送しないことが多い。しかし、ある会社が不祥事を起こして、それがAテレビ局で放送されると、Bテレビ局どころか全てのテレビ局が寄ってたかって報道する。
政府が良いことをしても何の反応もないが、少しでも気に喰わないことをされると怒り狂う。韓国の牛肉問題をめぐる騒動をみてほしい。あれは極端な例だが、我々も五十歩百歩だ。
西さんが書いてくれた
という内容を分析すると、上に書いたような現象と同じだと気付くだろう。つまり、中国人に好意をもっている人はそれをなかなか行為に表さないが、嫌悪感をもっている人はそれを行動に移しやすいということだ。他の日本人旅行者からは、ここでは「中国=侮蔑」だよと教えられました。
特に旧ソ連、東欧がひどかった。
バスに乗っているだけで、「中国人」と押される。
もちろん表面化したものだけが全てではないことは、上で例を挙げたとおりだ。
そして
というのは的外れだ。自分の感覚と違っているからこの数字を信じないというのでは、リサーチ全てを否定するのと同じことだ。だから、上の数字を私は鵜呑みにはできない。
何かの統計を基にした論文を書いたり読んだりしたことがある人ならすぐに思い出せるだろうが、その統計をとるための実験をどのように行ったか、その対象が人間だった場合には、被験者がどのようにして集められたのかというのが、論文には事細かに書かれている。数字が信用できないなら、この部分が信頼に足りるかどうかを判断すべきだ。
残念ながらhttp://pewglobal.org/reports/pdf/260.pdfには11ページ目にあるような簡単な内容しか書かれていないが、メールでも出せば詳しいやり方を教えてもらえるかもしれない。
いまとっさに言えることは、わずか数人による観察結果よりも、一国当たり平均1000人ほどのインタビューの結果の方が全体像に近いだろうということだ。
さて
には夏さんが答えてくれている。中華文化の派生形としてしか見ていないから、仕方ないのかな?
さらに言えば日本と韓国の区別がつかないヨーロッパ人やアフリカ人や南北アメリカ大陸人なんてうじゃうじゃいるだろう。つまり「日本文化が中華文化の派生形でない」という考えをもっている人は、世界レベルで見れば例外的存在にすぎないはずであり、したがって「日本文化を中華文化の派生形としてしか見ていない」漢人が特殊なわけではないということになる。あと海外いくと日本と中国の文化がゴッチャになってる人が多いですね。
Kさん
というのはちょっと時代感覚を更新する必要があるかもしれない。タクシーの運転手に「共産党が全部悪いんだよ。いっそのことアメリカか日本が上海だけでも占領してくれればいいのに」なんて言われることもあるほどで、公式な場面でない限り、中国でもかなりざっくばらんに話をすることができるのだ。日本にいる外国人記者が流暢な日本語を話すように、中国にいる外国人記者も流暢な中国語を話すことも忘れずに。地元に住むリ・グアングイさんのコメントは政府の意向を受けてそうですねw
嗚呼、今回も長くなってしまった。時間があればなにかを紹介するが、恐らくそんな時間はないだろう。
中国についてなにかを感じたら
この手の、商業メカニズムによる副産物如きに、まんまと乗せられてしまう我々も情けないものですが、逆に言えば、マスメディアがそれらを針小棒大に、そしてセンセーショナルに取り上げることを我々は心のどこかで期待しているのでしょう。四川の大地震であれ、阪神淡路大震災であれ、9.11テロ(当時、日本で最も視聴率を稼いだメディアは、飛行機がビルに突っ込む映像を50回以上流したと言われるフジテレビ)であれ、やっぱり災難を逃れた人間にとって、魅力的なんでしょう。“需要”あるところに“供給”は必ず生まれるものです。
ところで、このエントリのテーマである、マイナス思考路線で対象を考えると興味深いものです。
多くの日本人が見たがる「中国」と、中国人が見ている「中国」が一致しないことがしばしば見られるからです。仲の良い中国人が言っていたことですが、日本で「毒ギョーザ」が取り上げられていた時に、中国では、そんなことはこれっぽちも語られることはなかったそうです。この時、中国ではウィルス問題による豚肉の高騰で大騒ぎで、日本の問題など眼中になかったようです。上海のタクシーの件に限らず、上海出身のその中国人も、「台湾独立を歓迎するよ。独立すればいずれ上海も独立できるからね」などといっています。それと、まあこれは眉唾なんですが、中国人によっては、「中華思想」という言葉は、あろうことか、日本に来てから聞く言葉だそうです。向こうの人間はそんな言葉は知らないそうです。
夏さんの言うとおり、日本人と中国人の違いなど、欧米人とっては「サル」と「チンパンジー」の違い程度で、専門家だけが細かな違いを知っているだけです。
統計数字については、受け止めましょう。
数字の見方について、言わせてください。
「好き」、「嫌い」の選択って、ものすごく嫌いじゃなければ、「好き」を選ぶと思う。
身近に害を受けたり、聞いた場合に「嫌い」になりますよね。
例えば、ドイツのトルコに対するイメージと日本人のトルコに対するイメージは違うと思いません?
「好き」、「嫌い」の比率も違うと思います。
「トルコ人は犯罪が多い、トルコ人地区は汚い、移民は出て行け」と思っているドイツ人は少なくないはず。
一方、多くの日本人はきっと「好き」を選ぶでしょう。さらに2chあたりで日露戦争以来のトルコの親日ぶりを喧伝すれば、さらに好感度は増す…かな。
日本語学習者が多いこと、また乃木将軍、東郷平八郎をあやかって、ノギ、トーゴなどの名前を持つトルコ人も多いなど台湾以上の親日ぶりとね。
ハンガリー系ユダヤ人の数学者ピーター・フランクルが、「日本は、ユダヤ人差別がないからいい」というのと同じだと思います。
欧米の人には遠すぎて、(蔑みこそすれ)中国を嫌うほど身近ではない。同じ論理で日本はユダヤ人やロマだからと差別しない。
対中国のマイナス感情は、欧米の場合は、おもに貿易摩擦、(他人事の)人権侵害であるのに対して、日本の場合は、生活犯罪や領土問題、環境汚染にまで、摩擦があるから好意的に見られない。
だから前回も言いましたが、一様な数値のみの比較・判断はできないと思います。
また欧州、南北米、アフリカの庶民が日中韓をごっちゃにするのは、仕方ない。私もアフリカや南米なんてアフリカ国、南米国くらいでしか見てないし。ベルギーもオランダも一緒だし。
でも、一衣帯水なんて言うなら、中国はダメでしょ?桜、切腹、刺身だけじゃない隣国の理解に努めなくちゃね。
どちらが多くクリックされるか?
(1)日本人が子猫を盆栽にしてネット販売
(2)盆栽猫の製作者、実は中国人
日本の掲示板では?
(1)南京虐殺記念館が改装、展示を拡大
(2)天津で日本文化を紹介するイベント
>公式な場面でない限り、中国でもかなりざっくばらんに話をすることができるのだ。
最近のテレビのインタビューで、紙に書かれた台詞を読む一般人の映像を何度も見ました。
そして、これもインタビューですよね。
>「戦争中、日本はとても残酷だった。しかしほとんどの日本人はいい人たちだ」
これって、最近の中国政府の宣伝に沿ってる気がします。
そして、フィナンシャル・タイムズはとても中国に協調的な新聞だという印象を持っています。
でも、私の印象だけなので、一応、断定はしていませんW