「給料が18%アップ、あなたは受け取りましたか?
国家統計局28日に発表したデータによれば、今年前半における全国の都市の職場における平均収入は12964元で、去年より18.0上昇したという。そのうち都市の国有の職場は17.0%上昇し、都市の集団経済職場は18.9%、都市のその他の職場は19.2%増加した。
これは嬉しいニュースのはずです。どのような職場でも、今年前半に給料が上がったということで、上昇分が最も少ないところでも、17.0%にも上るのです。以前は何かというとGDPは上がっても給料は上がらないと不満がありましたし、俗に『骨だけ伸びて肉がつかない』と言われていました。これが今では全く見違えるようで、給料が18.0%上昇している間、GDPの伸びは10.4%でした。つまり『骨だけ伸びて肉がつかない』どころではなく、肉がつくスピードが骨が伸びるスピードを上回ったのです。以前は給料の伸びが物価の上昇に追いつかないと文句を言っていましたが、今は全く異なり、今年前半のCPIは去年同期に比べて7.9%の伸びにとどまったにもかかわらず、給料は18.0%も上昇したのです。給料の伸びは物価の上昇を追い越し、しかも大きくリードしたということになります。
でもGDPの上昇幅やCPIの伸び率を大きく上回ったはずの給料の伸びを、多くの人が『感じられない』というのが現実です。多くの人というのはどのくらいの人なのでしょうか?先日社会科学院の統計によると、六割の都市市民の手取り収入が平均に満たないということです。実を言うと、平均が大多数を代表することがなく、平均に大きく届かない現象も、もう長年続いていることなのです。長江デルタ地帯にある都市での調査によると、半数以上の国営企業の職員がここ3年間まったく給料が上がっておらず、最長で6年も据え置きの人もいたそうです。
かりに給料をパンに譬えると、一部の人がその大部分を持って行ってしまい、すると当然のことながら残りの人たちに分けられる部分はものすごく少なくなり、でも平均では普通に見えることになります。もし大多数が平均未満という現象が、すでに不満の塊になっているとしたら、警戒しなければならないのは、給料が上がっていない人が多くいるにもかかわらず、平均収入が大幅に上昇しているということは、貧富の差がどんどん広がっているということです。
両極に偏りすぎることを避け、収入の差異を適切な範囲内に収めることこそ、科学的発展観が今すぐに解決しなければならないことです。平均数は確かに重要ですが、この平均数は『みんなに貢献するもの』であることが肝要で、大多数を代表し、大多数に寄与することが大切なのです。大多数を代表することができない平均数は、見た目は立派でも、実際には役に立たないのです。このところ、給料が上がるという期待感があります。しかし人民が望んでいるのは、給料が上がるだけでなく、平均数まで上がるということなのです。もし『パン屑』しかもらえないのだとしたら、これと『共有』との間にどれほどの距離があるのでしょう。」
「考えてみると確かに18%上がってるかも」
「上がってません」
「養老金と積立金はもう払いたくないよ、給料が18%上がってるって?ひどいデマだよ。」
「がっくり」
「そんなに上がってるの?」
「それじゃ実践しようよ。まずは俺の給料を18%あげろ!」
「こんなデータを持ち出して来て恥ずかしくないのかな」
「なんで国が公表したデータってこんなに曖昧なのかな、いったいどんな人たちが18%上がって、どんな人たちが上がってないわけ?」
「上がった人は黙ってるから、誰も上がってないように見えるだけ。」
中国についてなにかを感じたら
(西暦一世紀前半〜
没年不明)
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…なるほど