中国の専門家―福原愛に紹介した自称番長の言葉を思い出した。
なるほどなるほど。とはいえ僕は、少し格好良く言えば、ジャーナリストだ。おかしなものにはケチをつけていかなければならない立場にある。五輪の全てを肯定する気はサラサラない。
さて、今回の元スレはここだ。
「どうして広東人は中央テレビをみないのか
大多数の広東人はCCTV(楼主注:中国中央テレビ)をみないことは、明白な事実です。私は責任をもって断言できます、ここ10年から20年の間絶大な人気を誇る春(楼主注:春節聯歓晩会の略語。紅白歌合戦のようなもの)さえ、広東人の中には見たことがない人が多いのです。
これは決して広東人がおごり高ぶってるわけでもなく、誰の文化的レベルが高いということでもなく、誰が誰をバカにしてるということでもなく、ただこの現象が存在している、否定のしようもなく存在しているということで、この存在を認めてこそ、初めて問題が解決できるのです。原因については、以下のようなものが考えられます。
1、香港と台湾のテレビ番組が豊富
まず認めなくてはならないのが、テレビはそもそも大衆を楽しませるためのものだということです。地理的な関係で、広東人はテレビを初めて見た時から、香港のテレビを見ていて、これには香港の無線テレビ(翡翠チャンネルと明珠チャンネル)、亜洲テレビ(香港地元チャンネル、国際チャンネル)があります。周知のように、香港の娯楽番組は豊富で、バラエティー、ドラマ、映画は大人気です。これらのテレビ局は営利のテレビ局で、視聴者を対象にし、視聴率によって利益を出すので、香港のテレビ局同士が熾烈に争い、中国のテレビ局のように政府所有とは違って、しっかりした番組を作らなければならないので、負けを認めようとしない中国の人もいますが、納得しなくてはならないんです、同志たちよ。
CCTV10は素晴らしいという人もいて、ひょっとして知らないのかもしれませんが、CCTV10のうちでもレベルの高いものはすべてアメリカのナショナルジオグラフィックによるもので、しかも放送される時期も香港よりずっと遅いのです。無線テレビの明珠チャンネルと亜洲テレビの香港地元チャンネルは、英語の番組がメインで、ほとんどがアメリカの番組です。例えば、中央テレビが放送した《バンド・オブ・ブラザース》と《Mystery of Rods》は、明珠テレビが数年前に放送しました。
2、ニュース報道が早くそして的確
これは多くを語る必要はありません。香港のテレビ局、新聞はどんなニュースでも報道します(もちろん、報道できないタブーがあるかどうかは知りません)、でも亜洲テレビと無線テレビは本当になんでも放送します(中国人に人気のあるフェニックス衛星放送も、なんでも放送するといったら、広東人と香港人にバカにされますよ)。いずれにせよ重大ニュースは、香港のテレビ局から知らされることがほとんどです。これはいくら書いても書ききれないので、ここまでにしておきます。
3、地域文化の差異
一般人にとって、テレビは主に娯楽のためにあります。広東は典型的な南方文化で、北方人が広東劇をみないように、広東人も東北地方の二人転(楼主注:2人が歌ったり踊ったりする演劇方式)をみたがりません。ただ問題は正にここにあり、中央テレビ局は地域的な原因から、娯楽番組も北方文化に基づいたものばかりで、バラエティー番組は一年中東北訛り(楼主注:中国の専門家―福原愛にあるように福原愛は中国語を話すと東北訛りになる)、陝西訛り、河南訛りで、趙本山、郭達、潘長江(他の人たちは思い出せません)とかが一言でも話せば、広東人はすぐにチャンネルを変えること間違いありません。歌手を見ると、中国の歌手は香港台湾の歌手には敵わず、バラエティー番組を見ると、中国のは曾志偉、呉宗憲には敵いません。
広東人の中にも標準語の寸劇が好きな人もいて、例えば昔の陳佩斯や朱時茂などですが、当時は標準的な標準語の発音で、郭達のような陝西訛りとは別格です。でも陳佩斯や朱時茂はもう中央テレビには出てこなくなりました。もし陳佩斯や朱時茂のような人が何人かいれば、広東やその他の南方の人も中央テレビを見るようになることでしょう。
老人に聞いた覚えがあるのですが、文芸というのは広東の労働者や農民や軍人のために生まれたのだそうです。中国は多民族国家で、漢文化を主体とする中国文化も南北の差異がはっきりしています。中央テレビが北方文化に根ざしているのは、間違いではなく、広東が香港や台湾の文化に基づいているのも間違いではありませんが、政府はテレビ局同士の競争を認めるべきで、南方文化に属する広東のテレビ局にも全国的範囲で競争するチャンスを与えるべきで、中央テレビだけを優遇すべきではありません。これこそが成熟した文化の現れです。
私自身も広東にやってきた北方人で、広東に来たばかりの時に上に書いたようなことに気付きましたが、これらは自然なことで、というのも香港の四つのテレビ局は娯楽性においても的確度においても内地よりずっと上なので、内地の有線テレビが香港テレビの番組をシャットアウトするまでは、とても楽しかった思い出があり、ニュースを例に挙げると、中央テレビのニュース番組にはニュース価値のあるものはほとんどなく、お偉いさんがどこどこに行ったとか、なになにの会議をしたとかイベントに参加したとかという内容ばかりで、一般人が知りたい内容などなく、sina.comでニュース記事を読んでた方がよほどマシでした。ところが香港のテレビ局のニュース報道は暮らしに密着したものなのです。報道内容は悲観的なものが多いのは確かにそのとおりで、例えばどこどこで鳥インフルエンザが発生したとか、どこどこでデモ行進が始まったとか、さらにはいわゆる『反動』のニュースも流していました。ドラマもみどころがあり、広東語で話されるのが普通ですが、字幕があるので、聞いてもわかりませんが読めば分かりましたし、バラエティー番組も内地ではみることができないものばかりで、私が驚いたのは、香港のテレビ局は夜中に朱茵のアダルト映画《レイプ2制服の誘惑》を放映していたことです、もちろんカットされている部分もありましたが、でも内地の人にはショッキングな番組でした。
テレビ局のコマーシャルでさえ、香港のテレビコマーシャルは内地のものより見ごたえがあるのですが、残念なことに恥知らずな内地の有線放送は金儲けの方法を見つけ、香港のテレビコマーシャルを地元のコマーシャルに置き換えるようになりましたが、恥知らずもいいところです。
内地のテレビ局の道徳レベルからいって、そんなテレビ局の番組を見ろなんていう資格はないとおもいます。お門違いです。テレビ番組を作る前に、小学校に戻って人としてどう生きるべきか習った方がいいですよ。」
中国についてなにかを感じたら
平たく言えば、
一度肉の味を覚えた人間は、生涯その味を決して忘れることはない、
ということですね。
当時の会話
「福田さんが首相になるんだって〜」
「福田さんって誰だっけ?」
「ほら、あのフフンって笑う人」
「誰?」
あのフフンと笑う官房長官時代が好みだったな。
でも官房長官なんてたいていの人は記憶に無いんだよね。