仏山はこのところ雨の日が続いていて、昨日は月が見えるかどうか心配されていたが、夜にはきれいなお月様を見ることができた。
日本では団子を備えるのが慣わしだが、中国ではもちろん月餅を食べる。ただ、月餅が大好きだという人にはお目にかかったことがない。それどころか大嫌いだという人はそこらじゅうにいる。それなら、こんなものはいっそのことなくしてしまえばいいのだが、伝統というものは文化大革命でさえも打ち破ることが難しいようだ。月餅がどんなものか知らない人は、ここで画像をみてほしい。
さて、今回の元スレはここだ。
「へそくりをもつ夫、幸せな中秋節の前夜
また中秋節がやってくる、春節に実家に帰って、一家団欒で食事をしたのが、昨日のことのようなのに。あっという間に半年が過ぎたとは、時間がたつのは早いものだね。
昨日同僚が中秋節のことを話してるのを聞いたけど、月餅を買うとか、果物を買うとか、贈り物を買うとか話してたよ。女性はやっぱり違うね、お祝い行事のために事細かにやりくりしてるんだからね。
今までは一人で過ごしたり、実家で過ごしたりしてきたから、そんなことは気にしたこともなくて、せいぜい将来の義理の両親と自分の両親に一番高価な月餅を買うことぐらいだったんだ。でも今年はさらにやることがなくなってね、というのも妻がなにからなにまでやってくれるからだけど。で家に帰ると、へへへへ、テーブルにはもうおかずが四つとスープが一つ並んでて、妻はまだ厨房で動き回ってたんだけど、妻は出張から帰ってきたばかりで、ここ数日休みをもらってたから、家の中もきれいさっぱりになってて、晩御飯の用意も文句なしで、仕事があるときよりずいぶんいい感じだったよ。
『おかえりなさい、手を洗ったら食事にしましょう、こっちもちょうど出来上がったところだから……』とドアが閉まる音を聞いた妻が言ってくれた。それからできあがったフルーツサラダを運んできて、俺の向かいに座ったんだ。
おかずは俺が一人で食べて、妻はフルーツサラダとスープだけで、女のダイエットにかける情熱には驚くばかりだよ。マヨネーズのカロリーはすごく高いんだけどね。だからあんなにがんばってもほとんどやせられないと思う、つーかもともと太ってないんだけどね。
早くご飯を食べて、私を見てばかりいないでと妻に言われちゃったんよ。でも、何日も出張でいなかったんだから、少しぐらい見つめてたっていいじゃん、民生局だって凝視許可をくれて、証明書だってあるから、違法じゃないしね(楼主注:結婚証のことを言っている)。ま、面と向かってこんなことはいえないけどね、もし言ったら、ひっぱたかれること間違いなしだからね、へへ……
ようやく妻が核心をつく質問をしてきたよ、『今月の給料は振り込まれた?』ってね。おなかをさすりながら、給料が振り込まれるデビットカードを渡したけど、無問題、へそくりはしっかり守ってあるからね。妻だって汚職調査局タイプじゃないし、結婚してから今まで厳しく問い詰められたこともないしね。妻は、俺の給料で俺名義のファンドを買ったから、あなたは一家の財政に大きく貢献してるのよ、とか言ってたけど、この女は投資に関してもしっかりしてるね、典型的な『主婦』とは別格だな。
日用品とか、中秋節のものを買うとかで、食事が終わるとスーパーに連れて行かれたよ。
『今日あなたの両親に電話をして、中秋節にこっちに来てもらうように言ったら、お母さんが特産品をもってくるから、こっちでもすこし何か用意しておいてって言ってたよ、春節にはあなたの実家に帰って、両親を喜ばせて、中秋節には北京に招待して、一緒に楽しく過ごせるね。』とか言うのにはびっくりしたよ、俺は細かいことは気にしない性格だから、そんなことまで気が回らないんだよ、そういえば、結婚する前にも、ずぼらだって言われたことがあったな。妻がこんなにも俺の両親によくしてくれてるのを見て、へそくりをもってることをちょっと後悔したよ、でもへそくりは兄が教えてくれた秘密兵器なんだよね……兄嫁はお金に厳しいから、兄は俺に絶対へそくりをもてって言うんだよ。俺にもへそくりが正しいのかどうかわかんないんだけどね。ただ妻に対してはちょっと申し訳ないかなとも感じてるんだ。それじゃ行動で示そうと思って、今日買ったものは全部俺が手に持って、妻には一つも持たせなかったよ。
移動(楼主注:携帯電話のキャリア)の営業の前を通りかかったとき、妻が携帯の料金を払わなきゃ、あなたは?と聞いてきた。
ようやくなにかしら役に立つことができるチャンスがやってきたとばかりに、携帯使用料はネットで支払えるから、営業所に行かなくてもいいんだ、明日昼休みのとき、ネットで全部手続きができるから、俺にまかせろって言ったんだ。といったわけで正々堂々と二人で共用してるデビットカードを受け取ることに成功、なんだか自分が幸福の狐に思えてきたよ……
夜ベッドで子猫のように丸くなって寝てる妻を見て、明日会社で同僚のおばさんたちの前で妻自慢をして、ついでに中秋節になにを妻にプレゼントしたらいいか聞いてみようと心に決めた……とそのとき携帯が光って、こんなメッセージが飛び込んできた。『お父さんとお母さんはあさって汽車で北京に行く、切符は手配済み、お母さんは義妹にパールパウダーを買った、ほかになにかいる?お母さんは大喜びで、義妹を褒めてて、今すぐメッセージを送れとうるさい、もう寝た?』という兄のメッセージをみて、一人にやにやしながら、『二人は何も持ってこなくていいよ、準備万端、あさってついたら電話くれ、迎えに行くから。』と返信。
窓の外に浮かんでる淡い月を見て、両親に中秋節を楽しく過ごしてもらえたらいいなと思った。」
中国についてなにかを感じたら
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0709/14/news089.html
不思議ですね。月餅おいしいのに…。
>幸福の狐
こんな表現があるんですね。
できすぎる妻の話、何か落ちがあるのかと思ったら、いいお話でしたw