「[転載][境遇]南京路でひどい花売りに出会った
昨日の夜、妹と南京路の歩行者天国(楼主注:上海の名所の一つ。ただし上海人はあまり行かない)を、ゆっくりと歩きながら、おしゃべりをしていました。
おしゃべりを楽しんでると、白のバラが目の前に飛び出してきて、それと同時に幼い声で『お兄さん、お兄さん、花を買って、美人の彼女にプレゼントしてよ!』と叫ぶ男の子に邪魔され、一気に不機嫌になり、怒った声で『買わないよ』と言いました。でもこの男の子はまだあきらめずに、私たちが歩いていると、後ろから走って付いてきて、またあの白いバラを私の目の前で振り、ずっと『お兄さん、一つ買ってよ!』と叫び続けていました。本当にしつこいので、ほっておくのも嫌になり、立ち止まって『これは彼女じゃなくて、本当の妹なんだよ』と説明しました。これでもう付いてこないと思ったのですが、このガキはまだガキのくせに、セリフだけはすぐに変えて、『妹とはいっても彼女なんでしょ!』と言い出したので、また説明すると、さらに別のセリフが飛び出してきて、ずっとしつこく付いてきました。やっぱり雨(楼主注:妹の名前)は機転が利き、道路の真ん中の方角に走りだしたので、私も後を追って走っていくと、ようやくこの男の子から逃げることができました。
それから私たちは左側を歩かずに、右側を歩いていました。すると、今度は女の子が私の手にしがみついてきて、『お兄さん、あなたはお金持ちの社長さんです、花を買って、彼女にプレゼントしてよ!』とおねだりをするように言ってきました。その時ちょうどライトが当たっていたので、この女の子をよく見てみると、やせ細った体に、汚れた顔が乗っかってて、頭からはぼさぼさの三つ編みがぶら下がっていて、着ているものはとても薄い洋服で、私の手をつかんでいるその手は、ずっと震えていました。そのときはちょっと心が動かされそうになりましたが、それでも本能的にそこを離れ、心の中でずっと、この花を買っちゃいけない、買ったら、騙されに決まってるんだからと自分に言い聞かせていました(そんな話は聞いたことがありませんでしたが)。
そのあと、歩行者天国を見物し終わって帰ってくるとき、もう夜中の12時頃で、歩いている人もまばらでした。何度も外国人ともすれ違いました。するとまた花売りが現れ、今度は男の子でも女の子でもなく、おばあさんでしたが、私は自分の方針を貫いて、何があっても買わないと決めていましたが、このおばあさんはほんとうにしつこく、ずっと私たちのあとをついてきました。私もさすがにかわいそうになり、雨に『かわいそうだから、一つだけ買ってあげようか』と相談すると、雨も『いいよ』と言ってくれました。
私は『一ついくら?』と聞きました。
おばあさんは花を二本持って、か細い子声で『一本一元、二本で二元!』と答えました。
そこで私は財布から五元札を取り出して、『じゃ二本ちょうだい』といいました。
私がお札を渡そうとする前に、あのおばあさんは手をのばしてそのお札を奪おうとして、しかもものすごい力で握ってくるので、私も取り返そうかと力を入れましたが、それでも取り戻せませんでした。それはまるで五元札が接着剤でおばあさんの手にくっついているかのようでした。ひどいのは、口ぶりが急に変って、大声で、『一本五元、二本で十元』と叫びだしたので、私は何も言えず、もうお金は取り戻せないなと覚悟して、白いバラを一本とって、妹を連れて離れました。あとでじっくりその白のバラを見てみると、驚いたことに、それは作りもので、プラスチック製でした。
今思うと、あの時に五元札がなく、十元札もなくて、五十元か百元札しかなかったら、それを取り出した瞬間に、『一本五十元、二本で百元』と言い出して、あの接着剤のような手で、お札から手を放さなかったことでしょう。もしおばあさんに手をあげたら、大の男がおばあさんと喧嘩をすることになり、まったく恥をかくことになります!だから、どうあがいても私の負けです。あのとき持っていたのが五元札で幸いでした。
私は貧困層の人たちに同情と憐みの心をもってきましたが、あの人たちは私のそのような気持ちに付け入って強盗のようなことをするのです。このような目に、もう何度も遭ってきました。それで私の気持ちも揺らいでいます、貧困層の人たちに対する単純な期待という気持ちが!」
先祖が戦争を起こしたことに引け目を持っている日本人は、それをネタにして近寄ってくる漢人や朝鮮人に対して、同情や憐みの心でもって接することが多いが、そんなことをしても相手からは全く感謝されず、その強盗のようなやり方を助長させるだけだと理解してほしい。上の漢人はまさにそのことを教えてくれているのだから。
中国についてなにかを感じたら