2008年06月08日

端午の節句に死んだおばあちゃんを想う

森本さん、ご紹介のものはどうやらかなり古い文章のようだ。これも転載されたものだが、それでも投稿された時間が2005-12-11 01:57となっている。

さて、今日は旧暦の5月5日つまり端午の節句だ。端午の節句と言えば粽(ちまき)を食べ、龍の頭をかたどったボートのレースを見るのが慣わしだ。上海は昨日梅雨入りして天気はすぐれないが、端午の節句におばあさんを想う人のスレッドを紹介しよう。元スレはここだ。

「【今年も端午の節句】死んだ家族を想う

昨晩はよく眠れず、夜中に目が覚めてから二三時間も眠りに入れず、頭の中では子供のころの場面が次々に思い浮かんでは消えていきました。おばあちゃんのことが急に懐かしくなり、ひょっとしておばあちゃんが天国から私に話しかけていて、おばあちゃんのことを私が想い出さないことやお墓参りに行っていないことを不満に思っているのかもしれません。昨日中年の人たち(楼主注:これが書かれていたのは『中年之家』という板で、『中年』と略している)が書いた心に響く文章を読んだので、私の心にも波紋を呼び起こしたのかもしれません。

おばあちゃんはお金持ちのお嬢様で、学校も初等小学校まで行きました。字がとてもきれいでした。外見もすっきりとした目鼻立ちで、おじいちゃんと結婚した時は二十歳を超えたばかりで、美人であったにもかかわらず、穏やかな性格で、しかも家事もてきぱきとこなし、おじいちゃんが乱暴な人だったため、おばあちゃんはいつも我慢していました。その後おじいちゃんが60年代に亡くなると、おばあちゃんは一人で四人の子供を苦しい暮らしの中で育て、暮らしのために、高級幹部の家で家政婦として働いたり、洗濯や食事の用意などの仕事を見つけてはこなしていて、七十年代には、居住委員会でセーターを作る仕事を見つけたりして、働き者の両手で、子供を育て、苦しい中でも再婚することはありませんでした、おばあちゃんの四人の子供の中で、父が長男で、おばあちゃんにとっては私が初めての孫だったため、おばあちゃんにはとてもかわいがってもらいました。子供のころ、着る物や靴やバッグなどはすべておばあちゃんがこしらえてくれたもので、おいしいものが手に入ると必ず私にくれましたし、冬になると北国では暖房を使いますが、おばあちゃんは毎日『小さな鼠が、ランプに登り、油を盗んで食べ、降りられなくなり、ジージーとおばあちゃんを呼び、おばあちゃんを呼ぶのは、おばあちゃんにだっこしておろしてもらいたいから』という歌を歌いながら寝かしてくれて、私が寝た後は私が着る物を暖房の上に置いて温めておいて次の日に着せてくれたものです。私のイメージの中のおばあちゃんは毎朝早起きして大勢いた家族のために朝食を用意してくれたことですが、階段を下りる途中で、突然めまいがして倒れたことがあり、当時の私はただ立ち尽くし、おばあちゃんの着物を引っ張って泣くだけでしたが、おばあちゃんは気を取り戻すと『だいじょうぶだよ、だいじょうぶだよ、何も怖がることなんてないんだよ』と言って安心させてくれたものでした。それからもう少し大きくなってからもおばあちゃんのお手伝いをすることもありませんでした、それはあいさつをしたり気遣ってあげるといったごくごく簡単なことでも同じでしたし、大人になってからも母には言えないようなことをおばあちゃんに向かってぶちまけたこともあり、心の中では後悔していても、おばあちゃんに謝ることはありませんでした。

そしてついに、おばあちゃんは病気になり、私たちの元を去って行ってしまい、私はその日のうちになんだか一気に何かを悟ったかのようで、極度の悲しみと後悔から倒れてしまいました。今となってはおばあちゃんに向かって文句を言ったり甘えたりというのもできない相談で、できることといえば反省し、一秒一秒を大切に過ごすことだけです。言いたいことはたくさんありますが、もう言い表せません。中年のこの場を借りて、端午の節句という日を借りて、心の中の思いを打ち明けました。」





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posted by 楼主 at 10:31 | Comment(1) | TrackBack(0) | 感動
この記事へのコメント
ときどき亡くなった人への思いに囚われることってありますよね。
あの時あんな風に言ったのはこんな意味だったのかもしれないとか、あの時どうしてあんな表情をしたのかしらとか、決して取り戻せないのに考え続けたりして…。
Posted by K at 2008年06月09日 09:21
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